患者の気持ちに真摯に向き合い、安心して笑顔で帰ってもらえる診療を提供していきたい
貴院では、発熱外来も設けておられると伺いました。
風邪やインフルエンザに加え、近年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、発熱を訴えて来院される方が増えているため、専用の外来を設け、安心して受診いただける体制を整えました。
発熱外来では、入り口から診察室まで専用スペースを確保し、一般診療の患者さんと動線を分けて診療を行っています。直近1週間の間に37度以上の発熱が生じた場合は、事前に当院までお電話にてご連絡のうえご来院ください。
先生が日々の診療で心がけていることを教えてください。
診察では、医師の説明がどうしても専門的になり、患者さんにとって理解しにくかったり、聞きたいことを遠慮してしまったりすることがあります。しかし、本当に大切なのは、患者さんご自身が病気や体の状態をしっかり理解し、納得したうえで治療に臨めることです。そのため当院では、専門用語をできるだけ使わず、わかりやすく丁寧にお伝えすることを心がけています。
また、来院される方の多くは痛みや不安、つらさを抱えておられます。そうしたお気持ちに寄り添い、まずは安心していただけるように耳を傾けることも私たちの大切な役割です。一緒に治療に取り組みながら、少しでも心身の負担を軽くし、笑顔でお帰りいただける診療をめざしています。
休日はどのようにお過ごしになっていますか？
休日は妻と一緒に出かけることが多いですね。勤務医時代は日々の業務に追われ、子どももまだ小さかったこともあって、家族でゆっくり外出する機会がほとんどありませんでした。今は少し時間にゆとりができ、妻とカフェを巡ってスイーツを楽しんだり、映画を観たりと、気軽な外出を楽しんでいます。先日は大阪・関西万博にも足を運び、久しぶりに大きなイベントを満喫することができました。そうした日常のひとときが、よい気分転換となり、診療に向かう活力にもつながっています。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
当院は1978年の開院以来、40年以上にわたり地域の皆さんとともに歩み、身近な「かかりつけ医」として医療を提供してまいりました。これからもその役割を大切にし、風邪や生活習慣病といった日常的なお悩みから専門的なご相談まで、幅広く対応しながら地域の健康を支えていきたいと考えています。
また、私は総合内科専門医であると同時に、消化器病専門医・消化器内視鏡専門医として、消化器疾患や内視鏡検査の分野でも経験を重ねてまいりました。その知識と技術を活かし、胃や大腸の内視鏡検査をはじめとした消化器診療にも力を注いでいます。おなかの症状でお困りの方や、検査を検討されている方は、ぜひご相談ください。
今後も地域の皆さんの健康を守るパートナーとして、信頼いただける医療を提供できるよう努力を続けてまいります。