更新日: 2023-04-17

基本情報

名称:
宮城共立医院
診療科目:
内科, 消化器内科, 呼吸器内科, 循環器内科, 糖尿病内科, 総合診療科, 放射線科
住所:
〒 989-3124
宮城県仙台市青葉区上愛子上遠野原9-76

電話番号022-392-6631電話
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グループ内の施設とも連携をとりながら、患者さん一人ひとりに寄り添うトータルケアを目指す

病院にはどのような患者さんが来院されますか?

石附壮三先生の写真

性別を問わず幅広い世代の患者さんがみえますが、やはり高血圧症、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の患者さんが多く通院されています。腹痛や排便異常など消化器系疾患の症状で来院される方も多いですね。
また、お話した通り高齢化に伴い、認知症の症状や、膝関節・股関節の痛みなどの症状で受診される方も増えております。

生活習慣病の恐ろしいところは、発症するまでほとんど自覚症状がないうえに、心筋梗塞や脳梗塞などの危険な疾患の引き金にもなり得ることです。もし心筋梗塞や脳梗塞を起こせば、たとえ死を免れたとしても後遺症が残り、介護やリハビリが必要となって、発症以前のような生活を送ることが難しくなります。

また、生活習慣病が進むと、高血圧症、糖尿病、脂質異常症などを複合的に発症し、さまざまな合併症に苦しむことになります。これも、老後の生活にとっては大きな脅威となるため、生活習慣病の前兆は、適切な検査を通じて早期発見することがとても重要なのです。

当院では血液検査や三次元CT検査により内臓脂肪量を正確に測定し、得られた数値的データを患者さんにわかりやすく伝えることで、生活習慣病を防ぐための自己管理にも役立ててもらっています。
生活習慣病はできれば発症しないのが最善ですし、仮に発症してしまっても対応が早いほど治療成績がよいため、患者さんには定期的な検査をおすすめしていますし、合併症の怖さをお伝えするなど啓蒙活動も積極的に行っています。

貴院の特徴を教えてください。

患者さんやそのご家族の実生活に寄り添う診療を心がけています。例えば高血圧症や糖尿病といった生活習慣病については、無理なく取り組める食事療法や運動療法の指導からはじめます。高価な薬を無理に勧めるのではなく、患者さんそれぞれの事情や経済状況も踏まえながら、適切な治療方針を提案するのが私たちの役目だと思っています。

マルチスライスCT装置の写真
マルチスライスCT装置

当院ではX線検査に加え、超音波検査、さらに全身の画像診断ができるマルチスライスCT装置を導入しています。これらの検査機器を用いて、食道から胃、肝臓、膵臓、胆のうなど消化器全般の診察はもちろん、肺をはじめとした呼吸器、血管等の診察も可能ですし、頭部CTは認知症の精密な診断にも役立てています。

また当院は医療法人・社会福祉法人である共和会グループの中核をなす医療機関でもあるため、各介護施設と連携した医療サービスが提供できるのが特長です。疾患の治療だけでなく日常生活を含め、患者さんに適切な支援が行き届くよう、常に心がけています。

共和会で運営している施設とは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

石附壮三先生の写真

特別養護老人ホーム、グループホーム、介護老人保健施設をそれぞれ1つ運営しており、利用を希望される患者さんに紹介しています。さらに、居宅介護支援センターやデイケアサービス、包括支援センターなどを各エリアに展開し、介護支援業ではこの愛子地区のある青葉区だけでなく北側の泉区まで、広域をカバーしています。

どの施設も利用者の皆様から好評をいただいておりますが、特にユニットケア泉は、北日本で初めて開設したユニット方式の介護老人保健施設です。全室個室での生活支援、管理栄養士による療養食の提供、理学療法士・作業療法士による個別リハビリなどが受けられ、入所者には先進ケアの行き届いた環境で快適な生活を送っていただけます。