更新日: 2023-02-21

基本情報

名称:
あずま腎クリニック
診療科目:
腎臓内科, 内科
住所:
〒 266-0032
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央7-34-4

電話番号043-310-5831電話
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透析で感じる負担を下げ、患者さんの前向きな社会復帰を応援できることが何よりの喜び

日々の診療で心がけていることなどありましたらお聞かせください。

東昌広先生の写真

繰り返しになりますが、まずは末期腎不全となる患者さんを増やさないこと、病状の進行を止めるか、なるべく遅らせるよう全力を尽くすことが、腎臓内科医としての使命だと思っています。
 
CKD発症のリスクファクターとして、高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、肥満およびメタボリックシンドロームなどの生活習慣病があげられます。これらの治療や生活習慣の改善指導に力を入れ、CKDの発症予防に努めることが大切です。発症してしまった患者さんも、こうしたリスクファクターを適切に是正することで、末期腎不全への進展を遅らせることができます。
 
また、腎臓病の中には根治が可能なものもあります。例えば日本人に多いIgA腎症の場合、扁桃腺摘出術とステロイドパルス療法が効果的ですが、この治療法についても、やはり早期の診断と治療がカギになります。
 
快適な透析治療に自信を持つ当クリニックではありますが「患者さんが人工透析に頼らずに生活できるならそれに越したことはない」という前提を大切に、予防や治療を第一とすることを心がけています。
ただし、透析治療が必要になってしまった患者さんに対しても、当クリニックでは前向きな気持ちで治療にあたっています。長時間透析という画期的なアプローチはもちろん「患者さん目線での快適さ」にこだわっている理由は、患者さんには透析の影響を感じさせない生活を送ってほしいと本気で願っているからです。
 
また、質の高い透析治療を通じて透析で感じる肉体的負担・精神的負担が減り、1人でも多くの患者さんが社会復帰することは、患者さん自身の生きがいのためだけならず、日本社会のためにも有益なことになるというのが、私の持論です。

ところで、先生ご自身は、お休みの日をどのように過ごされていますか?

休める日があまりないのが現状です。いつも職場にいる時間が長いので、スタッフや家族からは「仕事が趣味」なんて言われてしまう始末なんです。「365日休みなく働いて身体を支えてくれる腎臓が専門なだけに、休みなく働きます!」などと言ったら冗談と受け取ってもらえるでしょうか(笑)クリニックではこれからも患者さんの元気な生活を守らなければならない立場です。私自身の働き過ぎにも、十分に気をつけようと思っています。

クリニックの今後の展望などをお聞かせください。

引き続き、腎臓専門医としてCKDの検査・予防・早期発見に全力を尽くし、地域の皆様の健康を見守る存在でありたいです。また透析専門医としては、現在は長時間透析の普及に力を入れていますが、当クリニックで扱いのある腹膜透析、そしていずれは自宅でできる在宅透析など、他の透析治療の可能性も探っていきたいと考えています。
 
在宅透析は患者さん自身の訓練やリスク管理が課題ではあるものの、患者さんの選択肢が増えることは、腎不全を発症していても元気に社会復帰できる明るい未来につながります。これからも腎臓専門医かつ透析専門医として、患者さんにできることを常に考えながら、地域医療に貢献できれば幸せです。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

東昌広先生の写真

千葉近郊にお住まいで、腎疾患にお悩みの方や透析治療を検討されている方、また、この記事を読んで長時間透析に興味を持たれた方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください。腎臓内科においては総合病院より敷居を低くし、何でも気軽に相談できる環境を整えています。
 
また透析治療においては、質の高い医療サービスの提供を心がけ、経験豊富なスタッフが一丸となって患者さんの元気な社会復帰をお手伝いすることをお約束します。