更新日: 2022-11-24

基本情報

名称:
平松整形外科
診療科目:
整形外科, リハビリテーション科
住所:
〒 730-0016
広島県広島市中区幟町13-4 広島マツダビルB1F

電話番号082-211-3377電話
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診断精度の高い全身DXA(デキサ)法を導入し、骨粗しょう症の早期発見・早期治療に尽力

どのような患者さんが多く来院されていますか?

赤ちゃんや小学生、ご高齢の方まで、幅広い年代の患者さんが受診されています。その中でも多いのは、やはり中高年世代でしょうか。主訴としては、お子さんや若い方は、捻挫や打撲、骨折などのケガが多く、中高年以上の方だと腰椎椎間板ヘルニアや膝の半月板損傷、膝や肩の変形性関節症といった痛みを伴う慢性疾患で来院される方が多いですね。

特に力を入れている診療を教えてください。

平松院長の写真

近年は、骨粗しょう症の予防と治療に、特に力を入れています。高齢化に伴って骨粗しょう症の患者さんは増え続けており、1,300万人にものぼると推計されています。特に、閉経後の中高年女性は、ホルモンバランスが崩れることで骨量が下がり、骨粗しょう症の発症リスクが高まります。しかし、骨粗しょう症はほとんど自覚症状がないため、発症しても気づかない方が大半で、「骨密度測定を受けたことがない」という方も少なくありません。
実際、当院でも「腰や背中に激痛が走った」などの「痛み」が起きてから初めて受診され、骨粗しょう症による圧迫骨折を起こしていることが判ったり、足の付根などを骨折してしまってから骨粗しょう症に気づいたりする方がとても多いんです。
 
そのため当院では、特に中高年以上の方で、骨粗しょう症検診を受けていないという患者さんに対しては、骨粗しょう症の予防・早期発見という観点からも、こちらからお声をかけて、骨密度測定をお勧めするようにしています。

貴院の骨密度測定は、全身DXA(デキサ)法で行っていると伺いました。

全身DXA法は、日本骨粗鬆症学会のガイドラインでも推奨されている検査方法で、微量なX線を当てて正確な骨密度を測定します。全身DXA法では、骨密度の低下によって、特に骨折しやすい腰の骨(腰椎)や股関節の骨(大腿骨頸部)を直接測定することができるので、手の骨で測定する従来の方法に比べてより正確な診断ができるといわれています。当院では、検査時間がわずか10秒という測定器を導入して、患者さんへのご負担を減らしながら、正確な診断と質の高い治療の提供に努めています。

その他の検査や治療についてはいかがですか?

レントゲン検査は当院内で行っています。レントゲンではわからない関節の軟骨や靭帯、神経などの組織については、当院ビルの4階にある人間ドック・健診専門クリニックと提携し、必要なときに予約なしですぐにMRIやCTによる検査が受けられるよう体制を整えています。大学病院などの大きな病院でMRIやCT検査を受けていただくとなると、予約から一か月待ちということもありますので、迅速な診断と治療の開始に役立っているのではないかと思います。
 
また、簡単な手術なら当院内で受けられ、薬物療法の他に、温熱、電気、牽引などの物理療法、理学療法士によるリハビリテーションにも力を入れています。

リハビリ室がとても広く、設備も充実していますね。

平松整形外科のリハビリ室の写真
テラスから外光を採り入れ、明るく開放的なリハビリ室。

整形外科の治療では、薬で痛みなどの症状を改善するだけでなく、筋力強化や関節の可動域(動く範囲)訓練、体操といった運動療法を併せて行うことがとても大切です。進行予防や再発防止のためにも、患者さんには積極的にリハビリに取り組んでいただきたいと考え、当院はJR広島駅からも徒歩圏内という市内中心部にありますが、リハビリ室は広いスペースを確保し、筋トレ用マシンや水圧による全身マッサージ機などの機器を揃えました。
常勤の理学療法士3〜4名とともに、患者さんお一人おひとりに合わせた手厚いリハビリの提供に努めています。