更新日: 2021-12-20

基本情報

名称:
市川すずき消化器・内視鏡クリニック
診療科目:
消化器科, 内科
住所:
〒 272-0034
千葉県市川市市川南1丁目5-25 グロリアコート市川1階

電話番号047-326-0033電話
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内視鏡専門医による「苦痛を最小限に抑えた内視鏡検査」が特徴

医院の特徴である内視鏡検査について教えてください

内視鏡を手にした鈴木大輔院長の写真
経験豊富な院長による「苦痛を最小限に抑えた」内視鏡検査

当院の内視鏡検査は、患者さんがつらくて、痛い思いをしないように、そしてリラックスした状態で受けられるようにさまざまなシステムや医療設備を導入して、内視鏡専門医が高度な技法で行っています。
まず、胃・大腸カメラいずれも、鎮静剤を用いて眠ったままリラックスして受けられるのが大きな特徴としてあげられます。患者さんは眠った状態ですので、吐き気や圧迫感、苦痛を感じることはほとんどありません。検査をした後はストレッチャーに寝たままリカバリールームまで移動して、鎮静剤が抜けるまでゆっくり休んでいただきます。
また、当院が導入している内視鏡システムは、スコープ先端に明るいレーザー光を搭載していて、粘膜の詳細な観察が可能で、微小な病変を発見しやすく、短時間に精密な検査を行うことができます。

胃カメラ検査では、内視鏡スコープを鼻から挿入する経鼻検査、口から挿入する経口検査の両方を行っていて、患者さんに選んでいただいています。細い内視鏡スコープを導入していますので、鼻と口のどちらから挿入する場合も、適切な処置によりほとんど不快感のない検査が可能です。

次に、大腸カメラですね。大腸カメラ検査前には、腸内をきれいにするために時間をかけて下剤を服用する必要があります。下剤服用をご自宅で行うクリニックが多いのですが、当院では院内での服用も推奨していて、下剤を服用する間はトイレ付専用個室で過ごしていただき、その間は、常に看護師がサポートして患者さんの不安や質問に対応しています。
そして、検査中は、微小な病変を見逃さないように空気を送り込みながらひだを伸ばして観察を行う必要がありますが、できるだけ患者さんの苦痛を和らげるために、空気よりも約200倍生体吸収に優れている二酸化炭素を使用しています。
また、検査中に大腸ポリープが見つかった場合には、その場で内視鏡によって切除することができます。ポリープの切除に痛みはありません。大腸がんのほとんどは、放置された大腸ポリープから発生します。大腸ポリープを切除することで、将来の大腸がん予防につなげることができるのです。入院の必要もなく、その日のうちに帰宅できます。

胃・大腸カメラ同日検査や女性医師による検査も可能とお聞きしました

そうですね。当院では、胃・大腸カメラの同日検査に対応しています。前日の食事制限なども1回ですむため、忙しい方にもおすすめです。同日検査ができるかどうかは患者さんによって異なるため、まずはご相談ください。

また、女性医師についてですが、内視鏡検査を男性医師から受けるのは抵抗があるという女性は少なくありません。特に大腸カメラはおしりから内視鏡を挿入するため、男性医師の検査では恥ずかしさなどのストレスを感じやすいと思います。当院では、女性が余計なストレスなく検査を受けられるよう、女性医師による内視鏡検査を選んでいただけるようにしています。

胃がん予防のためのピロリ菌検査・除去治療について教えてください

ピロリ菌除去治療の効果判定機器「POCone」の写真
ピロリ菌除去治療の効果判定機器『POCone』

ピロリ菌、正式には「ヘリコバクター・ピロリ」は胃の中に住み着いて、慢性胃炎を起こし、胃粘膜の老化を早めてしまう細菌です。現在、胃がん発症にピロリ菌感染が大きく関わっていることや、除菌治療が胃がん予防に一定の効果を持つことがわかってきています。

内視鏡検査で「慢性胃炎」と診断され、ピロリ菌による胃炎が疑われた場合や、胃潰瘍や十二指腸潰瘍と診断された場合に、内視鏡検査やその他の検査(血液、尿、便、呼気など)でピロリ菌感染の有無を調べます。その結果、ピロリ菌による慢性胃炎や潰瘍が確認されれば除菌治療を行います。

除菌治療の基本は薬物療法で、抗生剤2種類と胃酸分泌を抑える薬を1週間服用してもらいます。
その後、ピロリ菌除去治療の効果判定を行いますが、当院では、最新の検査機器『POCone』を導入しているので、呼気検査により20分程度で結果をお知らせすることができます。

除菌治療でピロリ菌を除去できれば、炎症や潰瘍の再発が起こりにくくなり、胃がんリスクも軽減します。ただし、除菌治療に成功しても胃がんを発症する可能性があるため、定期的に胃カメラ検査を受けて早期発見に努めることが重要です。