病気の予防や早期発見のために、気軽に通える「地域のクリニック」をめざす
医師を志した理由をお聞かせください
小さい頃から、「どうしてくしゃみがでるのだろう」「なぜ体が痛くなるのだろう」と身体に起こる症状に興味があって、医学部に進んだらその疑問がわかるのかなと思っていました。また、父が歯科医師で開業していたこともあり、医療に馴染みがあったのも理由の一つですね。
高校に進学すると、医学部を志す同級生も多くその影響もあり、最終的に医師になろうと決めたのはその頃です。実際、私を含めてクラスの同級生50人中10人が医師になりました(笑)。
こちらで開業するに至った先生の思いを教えてください
大学卒業後は、東京女子医科大学病院など大きな規模の病院で消化器内科医として勤務していました。地域のクリニックから紹介をいただく患者さんを診察する機会も多くありましたが、病状が進んでいることもあり、「どうしてもっと早く受診してくださらなかったのか」とつい思ってしまうことも少なくありませんでした。
高血圧や高脂血症などの生活習慣病が、脳出血や心筋梗塞など命にかかわる病気を引き起こしたり、慢性胃炎から胃がんが発生したり、大腸ポリープが大腸がんになることもあります。
いずれも日ごろからかかりつけ医に相談して、医師のアドバイスを受けて改善を心がけていれば防げたかもしれない病気なのです。
どんな病気であっても早期発見、早期治療が望ましいのは言うまでもありませんが、病気を予防することや検査を受けて問題ないと確認することもとても重要です。
それには、働いている方も子育てや介護で忙しい方も病院や医師が苦手な方も、気軽に通って不安や悩みを解消し安心してもらえる地域のクリニックが必要だと考え、幼い頃に住んでいたこともあって馴染みの深いこの市川に「市川すずき消化器・内視鏡クリニック」を開業するに至りました。
どのような患者さんが多く来院されますか?
やはり、当院が力をいれている内視鏡検査を希望されて来られる方が多く、約半数を占めます。遠方からわざわざ来院してくださる患者さんもいらっしゃり、「苦痛の少ない内視鏡検査」を掲げてよかったと嬉しく思っています。
次に、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病で定期的に通院される方や、風邪や消化器症状などの急性期疾患の患者さんがあげられますね。
その他、地域のかかりつけ医として、なんだか体がだるい・・などの身体の不調や花粉症、検診など、患者さん一人ひとりの全体的な体調に対応しています。
こっそり往診も始めています。