更新日: 2022-07-13

基本情報

名称:
浦安中央公園クリニック
診療科目:
泌尿器科, 内科, 外科
住所:
〒 279-0021
千葉県浦安市富岡3-2-6

電話番号047-314-1771電話
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「患者さんと対話し、決して見捨てない」を信条に、プライマリ・ケア医として邁進

診療の際に心がけていることを教えてください。

髙須院長の写真

当クリニックのミッションは、対話による寄り添う医療で地域を幸せにすることです。それは、病気だけでなく、患者さんがこれからかなえたい目標や希望あるいは苦痛など、いわば人生そのものに寄り添いたいと考えているからです。
 
病気については一定のエビデンス(医学的な証拠)やガイドラインがありますよね。そういったデータに基づいた治療はもちろん大切ですが、ご本人の背景(遺伝的なもの、生活、仕事、家庭、今後の希望)をもとに、患者さんと私たち医療従事者が協議して治療ゴールに落とし込み共有することも、治療には欠かせません。そのために私は常に勉強をして選択肢を提示することと、患者さんとよく対話をすることが重要だと考え実践しています。
 
それが患者さんのためになることはもちろんですが、患者さんの満足や笑顔が見られて役に立ったんだなと思った時に、私自身喜びを実感することができるのです。

日々お忙しいと思いますが、お休みの日はどのようにお過ごしですか?

休日は妻や娘2人と家族みんなで過ごすことが多いですね。キャンプにも行きたいと思っていますが、まとまった休みを取るのが難しいですし、コロナ禍の問題もあるので今はタイミングを見計らっているという感じです(笑)。
 
現在はクリニックの休診日(木曜日)にも、第1・3・5週は浦安中央病院に勤務、第2・4は非常勤として東邦大学病院で腎臓移植後の患者さんを診ていますが、その後はとにかく街を歩いています。座って仕事をする時間が長いので歩きたいということもありますが、古代ギリシャ時代「医学の父」と称されたヒポクラテスの言葉に「歩くことは人間最良の薬」とあるように、健康にも良いですし、歩きながら自由に思考を進めたりアイデアを練ったり、歩くことで得られることは大きいんです。
また、その中で洋服を見たりレコード店に寄ったり、たまに1人でお酒を飲んだりするのが息抜きですね(笑)。老舗のバーや居酒屋など長く続けているところにはそれなりの理由があり、独特の良い空気が流れていて勉強になります。街に溶け込んで良い空気が流れている、当院の目指すところです。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いいたします。

髙須院長の写真

当院は、地域の皆さんが何らかの病気があっても人間としての尊厳を失うことなくハッピーに一生を過ごせるように貢献していきたいと思っています。そのためには、心臓病や脳卒中、慢性腎臓病に至らないように血管ケア(動脈硬化に対する治療)を行うことが大切です。
トータルバスキュラーケア(包括的な血管ケア)を主眼にした医療機関が海外にありますが、私はこのような医療機関を目指しています。現在も生活習慣病の診療、睡眠時無呼吸症候群の治療は行なっていますが、禁煙外来も開始する予定です。これらは排尿ケアとも密接に関わっていることが多いので、排尿に関する診療も手を抜くつもりはありません。
もちろん、当クリニックだけではできないこともあるので、他のクリニックをはじめ、浦安中央病院や順天堂大学病院、東京ベイ・浦安市川医療センターなどと必要な連携をとっていくことも大事だと思っています。
 
また現在、国や自治体は透析患者を減らすことを目的に、糖尿病腎症および慢性腎臓病(CKD)重症化予防プログラムを重要視しています。腎臓が悪くなる前に患者さんをいち早く見つけ、透析治療が必要になる前に食い止めようとする取り組みです。
個々の患者さんの数値や、食事や運動などの生活習慣などを把握し、適切な生活指導や治療薬の処方で重症化しないようコントロールしていくには、やはりプライマリ・ケアが重要です。それは、当クリニックのような規模の医療機関こそ得意な分野だと思っています。
 
これまで地域医として包括的な医療を学び実践してきましたが、それらの経験を通して培ってきた視点を活かし、「お話をよく聞いて、決して見捨てない」を信条に、これからも地域の皆さんに必要とされるクリニックであり続けるために努力していきます。気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご来院ください。スタッフ一同、お待ちしております。