更新日: 2024-04-02

基本情報

名称:
UnMed Clinic Motomachi
診療科目:
内科, 消化器内科
住所:
〒 231-0861
神奈川県横浜市中区元町3丁目116 髙倉ビル1F

電話番号045-264-9468電話
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患者の健康寿命の伸ばす「予防医学」に注力。多様な専門外来で医療ニーズに応える

貴院では、どのような診療を受けられるのでしょうか?

髙倉 一樹先生の写真

内科・消化器内科を掲げていますので、風邪や胃痛、花粉症などのアレルギー症状といった日常的な疾患から、逆流性食道炎や脂肪肝など消化器全般の診療まで幅広く対応しています。最近は、自律神経の不調による過敏性腸症候群の方も多くいらっしゃいますね。

さらに、病気にならないための予防医学に力を入れており、更年期障害、肥満症、新型コロナ感染後遺症、禁煙治療、不眠症などに対する、さまざまな専門外来を設けているのが当院の特徴だと思います。こうした外来は、重篤な病気になるのを防ぎ、患者さんの多様なお悩みに応えるという観点で、積極的に取り組んでいきたいと考えています。メディカルダイエット、コロナ後遺症、不眠外来はオンライン診療も積極的に行っています。

女性の患者さんも多いと伺いました。

そうですね。ここ元町には商店街があり、もともと女性が多い土地柄もあってか、特に40~50代の更年期障害の患者さんが多数来院されています。症状は患者さんによって異なりますが、当院では主な治療としてプラセンタ注射を行っています。厚生労働省から認可を受けた治療法ですので、45歳から59歳までの女性で更年期障害と診断された方は保険適用となります。これまで更年期による不眠や体のだるさ、ほてりなどで悩まれていた方に大変喜ばれていまして、当院の理念である“患者さんが求めているニーズに応えること”が実現できていれば嬉しいですね。

診療では、漢方薬も活用していらっしゃいますね。

はい。胃腸の不調や更年期症状、コロナ後遺症などは自律神経失調が原因となって起こることも多く、自律神経を整える漢方薬が有効的と判断した場合には、患者さん一人ひとりに合わせて、西洋医学の薬と併用しながら処方しています。特に、当院では、新型コロナウイルス後遺症の診療にも注力しており、実際、多くの患者さんがおみえになっています。コロナ後遺症もその症状は多岐にわたり、つらい思いをなさっている方が少なくないですが、メカニズムがまだ解明されておらず、強いUnmet Medical Needsが寄せられる分野の一つです。

治療では、症状の改善や軽減に向けて漢方薬の処方など内科的な治療にあたっているほか、コロナ後遺症専門のオンラインカウンセリングも実施し、心身の両面から患者さんをサポートするよう努めています。

貴院のがん予防外来では、がんの検査を受けられると伺いました。

UnMed Clinic Motomachiの院内の写真

がんの早期発見・早期治療につなげるべく、当院では2種類の検査を導入しています。1つは「サリバチェッカー」で、0.1ccと少量の唾液を採取するだけで、肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん(女性のみ)・口腔がん・膵臓がんの6つのがんリスクを一度に調べることができます。もう1つは「マイクロアレイ検査」で、血液中の遺伝物質を解析して胃がん・大腸がん・膵臓がん・胆道がんを検査します。採血は1回、5ccのみですので、体の負担が少ないのもメリットです。

いずれも自由診療で、100%の判定を得られるというものではありません。ですが、サリバチェッカーは80%以上、マイクロアレイ検査は約90%と、どちらも高い精度でがんを検出できるとされていますので、気になる方はご相談ください。検査を経て、一定以上のがんリスクが考えられる場合には、慈恵医大病院などのより専門的な検査が受けられる医療機関をご紹介しています。

さまざまな種類のがん検査が開発されている中で、なぜこの2つを導入されているのですか?

サリバチェッカーは慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究成果をもとに開発されたもので、しっかりした論文が発表されていますし、マイクロアレイ検査も研究成果が科学雑誌に掲載されており、それぞれエビデンスに基づいて一定の信頼のおける検査だと判断しました。

先ほどお話ししたように、当院では重篤な病気を未然に防ぐ予防医学に力を入れており、新しい治療法も積極的に取り入れていきたいと考えています。ただし、その前提は「エビデンス・ベースド」であること。医学論文などで科学的根拠が提示されているものを対象として、私がこれまで培ってきた知識と経験で内容をしっかり精査し、患者さんのためになると判断したものだけを導入しています。