更新日: 2024-04-02

基本情報

名称:
UnMed Clinic Motomachi
診療科目:
内科, 消化器内科
住所:
〒 231-0861
神奈川県横浜市中区元町3丁目116 髙倉ビル1F

電話番号045-264-9468電話
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コロナ禍で増えた肥満症の専門外来も開設。今の時代に求められる医療を提供し、患者さんの健康をサポートしたい

肥満外来とメディカルダイエットについても詳しくお聞かせください。

肥満は「肥満症」という病気であり、放置すると将来の発がんリスクや血管障害のリスクが高まるため、予防医学の見地から積極的に肥満症治療にあたっています。肥満の改善は、ただ減量すればよいのではなく、「適正体重まで減量し、維持すること」が大切であり、患者さんが本当に求めていることだと思います。それを念頭に置きながら、食事や運動などの生活習慣の改善指導のほか、治療薬を用いて肥満を改善するメディカルダイエット(自由診療)を行っています。

メディカルダイエットでは、主に「リベルサス」という内服薬を使った治療をご提案しています。この薬はGLP-1受容体作動薬の一つで、胃腸の働きを抑えることで満腹感が長く続き、食欲を自然に低下させる効果が期待できます。無理な食事制限や過度の運動などを必要とせず、ストレスなく続けられますので、リバウンドを防ぎながら健康的にダイエットができます。そのほか、患者さんの状況に応じて、余分な糖の排出促進が期待できる「カナグル」(SGLT2阻害剤)や、脂肪の分解・燃焼や排便促進効果が期待できる「防風通聖散」(漢方薬)などを処方しており、上記治療でなかなか改善の得られない方には、より強力な減量効果が期待できる注射タイプのGLP-1である「オゼンピック」や、新規治療薬である「マンジャロ」(持続型GIP/GLP-1受容体作動薬)も取り入れています。

こうした薬は、体質に合わなかったり使用方法を間違えたりしてしまうと、効果が得られないばかりか副作用が生じてつらい思いをしてしまうこともあります。当院では、内科医が診察したうえで適切に処方し、患者さんが安心して減量に取り組めるようサポートしています。また、外来での診療だけでなく、オンライン診療や肥満改善の専門家にご相談いただける専門ケアサポート(オンラインカウンセリング)も実施していますので、ぜひご利用ください。

日々の診療で心がけていることを教えていただけますか?

先ほどもお話ししましたが、Unmet Medical Needs=求められている医療ニーズに対して根拠を元に応えていくことでしょうか。来院される患者さんはもちろん、産業医として社会で働く方々の健康管理もお手伝いさせていただいていますので、今後も地域の方々が健康寿命を少しでも伸ばし、元気に過ごしていただけるサポートに努めたいと考えています。

診療時間以外はどのようにお過ごしになっていますか?

土日の午前中も診療しているのでゆっくり休める日は少ないですが、週1回はパーソナルトレーニングで汗を流しています。肥満外来で患者さんを診療するのに、私が太っていたら説得力がありませんから(笑)。あとは、ワインが好きでカリフォルニアワインをよく飲んでいますね。アメリカに留学していたとき、ナパバレーの広大なワイナリーをロードバイクで巡ったのもいい思い出です。

さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

髙倉 一樹先生の写真

2021年の開業以来、地域の方々のニーズに応えられるよう、少しずつ診療領域を広げてまいりました。時代の流れの中で、肥満症や不眠に対してオンライン診療も取り入れております。将来的には、高精度の超音波検査やCT検査などにも対応していきたいと考えています。これまでに身につけた知識と経験を最大限活かし、今の時代に求められているものを感じ取りながら、エビデンスに基づく予防医療に少しでも貢献できるよう精一杯努めてまいります。何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

自由診療の費用

※表示価格はすべて税込みです

◆プラセンタ療法(自由診療の場合)
メルスモン(1アンプル):1,500円 お得な回数券の用意もございます。
※効果の現れ方には個人差があります。
※プラセンタ注射を受けた方は、献血をすることができなくなります。
※たん白アミノ酸製剤であるため、アレルギー体質の患者さまによってはショックを起こすおそれがあります。
◆サリバチェッカー
検査費用(1回):25,300円
◆マイクロアレイ検査
検査費用(1回):77,000円
◆メディカルダイエット
・初診料:2,880円
・メディカルダイエット薬(郵送の場合は別途送料500円)
※当院では、2型糖尿病を適応として国内で承認された内服薬を使用して治療をご案内しております。
リベルサスは、国内で「肥満治療」の効能・効果で承認されているGLP-1製剤ではありません。
諸外国では、リベルサスと同一成分の注射製剤が、米国のFDA、EU27か国のEMA、韓国のMFDSにおいて肥満治療薬として承認されています。
※以下のような副作用が生じた場合は服用を中止し、医師の診察を受けてください。
〈リベルサス(GLP-1受容体作動薬/内服薬)〉
リベルサス3mg(30錠/30日分):9,900円
リベルサス7mg(30錠/30日分):17,600円
リベルサス14mg(30錠/30日分):24,200円
服用方法:空腹時(1日の最初の食事の前に)に服用。服用後、飲食や他の薬の内服まで、30分ほど間隔をあけてください。
主な副作用:ムカムカ感、吐き気、胃部不快感、腹部膨満感、便秘、下痢などの副作用が生じることがあります。また、低血糖や急性膵炎などの重大な副作用が生じる危険性もあります。膵臓に過度な負担がかかると、持続的な激しい腹痛や背部痛を伴う急性膵炎が起こることもあります。
〈カナグル(SGLT2阻害薬/内服薬)〉
カナグル100mg(30錠/30日分):11,000円
服用方法:1日1回、朝食前または朝食後に服用。リベルサスと併用する場合は一緒に飲まず、カナグルは朝食後に服用してください。
主な副作用:口渇、脱水症状、倦怠感、胸の痛み、嘔気、食欲低下、便秘、下痢、腹痛、頻尿、低血糖症状、発熱などの副作用が生じることがあります。
〈防風通聖散(漢方薬/内服薬))
ツムラNo.62 防風通聖散(84包/28日分): 3,850円
服用方法:食前または食間(食後2~3時間)に服用。リベルサスと併用する場合、朝分は一緒に飲まず、防風通聖散を食間に服用してください。
主な副作用:下痢症状、発熱、発疹、食欲低下、全身のだるさ、皮膚や白目の黄ばみ、身体のかゆみなどの副作用が生じることがあります。
〈オゼンピック(GLP-1受容体作動薬/注射薬)〉
オゼンピック2mg:20,000円 (消毒、注射針 8回分込)
投与方法:週に1回、決まった曜日にお腹やふとももの脂肪に注射します。打ちたい量にダイアルを合わせて打ちます。少なくとも初めの4週間は1回0.25mgから開始し、その後必要に応じて1回0.5mgにして注射を続けていきます。効果が不十分な場合は1回1mgまで増量することが可能ですが、多くの患者は1回0.5mgで十分治療効果を実感頂けます。
主な副作用:基本的にリベルサスと同じく、吐き気、嘔吐、倦怠感、胃部不快感、食欲不振、頭痛、下痢などの副作用が出る可能性がありますが、治療経過の中で慣れてくると徐々に治まっていく場合が多いです。また、ごく稀に低血糖になる場合があります。

※価格は2024年4月2日現在のものです。変更となっている場合がありますので、必ず医療機関にご確認ください。