基幹病院や地域の中核病院で腕を磨いた外科・消化器外科の専門医と産婦人科専門医が、夫婦二人三脚で地元の地域医療を支えるクリニックを開業
はじめに、お二人が医師を志したきっかけをお聞かせください。

【里吉院長】もともとは医師とはまったく別の道を歩んでおり、早稲田大学の機械工学科を卒業しました。けれども、次第に「人と直接向き合い、命に関わる仕事がしたい」という思いが強くなっていったんです。より自分の心に正直に生きたいと考え、札幌医科大学医学部に再入学し、医師としての人生をスタートさせました。
【雅恵副院長】心と体が健康であることの大切さは、誰もが病気を経験して初めて実感するものだと思います。私もその経験を通して、「困っている人に寄り添い、健康を支える存在になりたい」と感じ、医師の道を選びました。
里吉院長は消化器外科、雅恵副院長は産婦人科を専門とされています。それぞれどのような理由で専攻されたのでしょうか?
【里吉院長】消化器外科は、食道・胃・大腸といった消化管だけでなく、肝臓や膵臓、胆嚢など、多くの臓器を幅広く診る分野です。ときには命に関わる重篤な手術にも携わることがあり、全身をトータルに診る力が求められる点にやりがいを感じたのが専攻した理由です。
【雅恵副院長】産婦人科は、命の誕生という感動的な瞬間に立ち会えるだけでなく、女性の一生に寄り添い、思春期から更年期、老年期までを通してサポートできる分野です。同じ女性として、患者さんの悩みや不安に共感しながら寄り添える点に魅力を感じました。また、産婦人科は内科的な診療から外科的な手術まで幅広く対応するため、常に新しい知識や技術を学び続ける姿勢が求められます。その奥深さも、この道を選んだ大きな理由の一つです。
貴院を開業されるまでのご経歴を教えてください。
【里吉院長】札幌医科大学医学部を卒業後、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、神奈川県立がんセンターなどの基幹病院で、主に消化器がんの診療に携わってきました。内視鏡による低侵襲治療や腹腔鏡下手術などの先進的な外科治療をはじめ、術後の全身管理や抗がん剤治療、さらには消化器がんに関する研究にも取り組み、深く研鑽を積むことができたと思っています。
【雅恵副院長】私も夫と同じく札幌医科大学医学部を卒業しました。卒業後は、同大学附属病院をはじめ、苫小牧市立病院やNTT東日本札幌病院など北海道内の中核病院、さらに神奈川県内の病院に勤務し、周産期医療から婦人科系疾患の手術まで幅広く経験を積みました。
2025年9月に開業されたそうですが、何かきっかけがあったのでしょうか?
【里吉院長】漠然とではありましたが、いつかは自分のクリニックを開きたいという思いがありました。病院勤務時代は、すでに病気を抱えて来院される患者さんに向き合い、命を救うために全力を尽くしてきましたが、その一方で「もっと早く病気を見つけてあげられたら」という悔しさを感じることも少なくありませんでした。
そうした経験から、より身近な地域医療の現場で、早期発見や予防の段階から関わり、一人でも多くの方の健康を支えたいと考えるようになったんです。これまで培ってきた診療経験を活かし、患者さんの生活に寄り添える医療を実現したいという思いが、開業の大きなきっかけになりました。
この湘南エリアは、私たち家族にとっても長く暮らしてきた地元です。海が近く、穏やかな気候に恵まれたこの場所が大好きで、ここで地域の一員として医療に貢献していけることを嬉しく思っています。これからも、皆さんに信頼され、末永く支え続けられるクリニックを目指してまいります。

