患者を笑顔にするために。どんな悩みにもしっかり耳を傾け、寄り添う医療を実践
日々の診療で心がけていることはありますか？
「患者さんを笑顔にして帰す」という元志会の理念を受け継いで、患者さんの笑顔を目標に、患者さんお一人お一人と丁寧に向き合い、お話をよく聴くようにしています。
特に、泌尿器に関するトラブルは、誰にも言えず、ご自分だけで悩まれている方が多いんです。お話を聴くだけでも、「先生に話せて良かった」とか、「気持ちが楽になった」とおっしゃる患者さんも多くおられるので、大事なことだなと思っています。
スタイリッシュな、明るい院内ですね。トイレの内装も素敵で清潔感があります。
泌尿器科のイメージを覆すような、とにかく明るいクリニックにしたかったんです。私が大好きなハワイをイメージして、白を基調に木や植物のモチーフも加え、内装を整えました。特に、トイレにはこだわったんですよ。「トイレは汚い」というイメージをなるべくとりのぞき、明るく清潔にしました。
お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
もっぱら運動をしています。学生のときは運動なんて大嫌いで、唯一、スポーツジムで水泳をするくらい。それが、コロナ禍になって、やることがなくなってしまい、「身体でも鍛えるかな」と筋トレを始めたら、はまってしまって（笑）。
いかにしたら良い筋肉がつくのか、栄養の勉強をして、いまは仕事前の朝にスポーツジムに通い、筋トレに励んでいます。体重を減らしたいという患者さんには、知識を生かして食事などのアドバイスもすることもあります。
あとは、お酒ですね。筋トレをしていたらお酒はダメなんですが、ワインが好き。誰でも合格するワイン検定も受けました。機会があればボトル1本空けちゃいますがふだんは１日１杯と決めて楽しんでいます。
今後の展望や読者へのメッセージをお願いいたします。
泌尿器の病気は、なかなか人に相談できず、お一人で抱え込まれている方が多いと思います。
女性の泌尿器科医として、これまで受診を躊躇していた女性のお悩みにしっかり寄り添っていきたいですし、もちろん男性も含め、「泌尿器のトラブルならなんでもあそこで相談できる」と地域の皆さんに広く知られるクリニックを目指しています。
治療については、私は、薬物療法が必須だとは考えていません。疾患によっては運動療法なども取り入れながら、改善を目指していけるようにアドバイスさせていただきますし、医師に悩みを打ち明けるだけでも気が楽になったり、ストレス発散になったりすることもあります。患者さんの「恥ずかしい」という気持ちに十分に配慮しながら、どんなお悩みもじっくりお話を伺いますので、男性も女性も、気軽に相談に来ていただきたいなと思っています。
開業医として地域に貢献する母の姿を見て育ったので、今後は私も皆さんの健康をあたたかくサポートする開業医として、地域に寄り添っていきたいですね。