更新日: 2024-06-28

基本情報

名称:
NLC野中腰痛クリニック
診療科目:
整形外科, 麻酔科
住所:
〒 533-0031
大阪府大阪市東淀川区西淡路1丁目1-35 IMC国際医療センタービル

電話番号06-6370-0505電話
する

椎間板治疾患に対し「DST法(ディスクシール治療)」をはじめ6つの"切らない日帰り腰痛治療"を提供

どのような患者さんが多く来院されますか?

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、椎間板変性症、腰椎すべり症による腰痛にお悩みの患者さんが来院されます。「年齢的に外科的手術を選べない」「手術は怖いのでしたくない」と悩まれた末に受診されるご年配の方が比較的多いですね。
関西だけでなく全国から、さらにはアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、中国など海外から治療を受けに来院される方もいらっしゃいます。

貴院の特長を教えてください。

野中 康行先生の写真

日本で行われる腰痛の手術は、椎間板ヘルニアであればヘルニア部分の切除、脊柱管狭窄症やすべり症などの場合は脊椎(背骨)をボルトで固定するなど、外科的な手術が一般的です。しかし、靭帯や筋肉を傷つける恐れがあること、手術後は入院や長期間に及ぶリハビリが必要なことから、ご高齢の方や仕事で忙しい方にとってはハードルが高いことが課題でした。その外科的手術に代わる椎間板治療として、「切らずに日帰りでできる腰痛治療」を提供しているのが当院の一番の特徴です。

当院が提供している日帰り椎間板治療には、DST法(ディスクシール治療)、DRT法(椎間板再生治療)、PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)、PODT法(経皮的椎間板オゾン治療)、PLOT法(経皮的オゾンレーザー治療)、PIDT法(経皮的椎間板インプラント治療)の6つがあります。どの治療も自費診療となりますが、治療時間は30分以内、メスを使わず針一本で治療できるので、患者さんのご負担が少ないのが大きなメリットです。

腰痛の原因は何か、椎間板が治療の対象になるかどうか検査と診察を行うのはもちろんのこと、その患者さんが何に困り何をしたいと思っているのか丹念に拾い上げたうえで、複数の治療法の中から患者さんにメリットの大きい治療法をご提案させていただきます。

特に力を入れている治療はありますか?

野中 康行先生の写真
当院で最も力を入れているのがDST法(ディスクシール治療)で、椎間板の線維輪に注射針のような長い針(穿刺針)を刺して、フィブリンという薬剤を注入することで、損傷した椎間板の修復を促し、人が持つ自己再生能力によって椎間板を再生、腰痛を改善させる治療法です。

このDST法(ディスクシール治療)は2010年にアメリカの脊椎外科専門医であるケビン・パウザ医師が提唱し、研究開発が始まった脊椎疾患に対する新しい治療法で、私はケビン・パウザ医師と臨床治療に関する知的財産権の提携を結び、共同研究を含めて2018年6月よりDST法(ディスクシール治療)を行っています。アジア圏でライセンスを取得しているのは当院だけですので(2024年4月現在)、日本国内でも当院でしか受けられない治療法ですが、アメリカではすでに保険適用になるほど有効な治療法として認知されています。

脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニア・すべり症などの腰痛症状や痛みにお悩みの方、外科的手術のリスクが高い方、また、外科的手術後に改善がみられなかった、あるいは再発した方などが対象となります。穿刺針一本で治療ができるため、80歳以上のご高齢の方にも治療が可能です。

※椎間板は、中心にゼリー状の「髄核(ずいかく)」があり、その周辺は線維の層状「線維輪(せんいりん)」で構成されている