「最後に患者さんに笑ってもらうためにはどうすべきか」に尽きますね。どんなに効果の期待できる治療法であっても、どんなに一生懸命治療しても、残念ながら改善しない症例は一定数存在します。当院でも、年間1,000人以上の患者さんに日帰り腰痛治療を行っていますが、改善が見られる患者さんが7割以上いらっしゃる一方で、痛みが改善しない患者さんが年間200人はいらっしゃるわけです。追加の治療やリハビリなどできる限りの対策を提案し、患者さん全体の9割程度の方の痛みを改善できるようにはなりましたが、それでも改善が見られない残り1割の患者さんに対し、どのようにアプローチし、フォローアップしていくかが一番重要だと感じています。

服薬や脊髄刺激療法（SCS）、外科的手術など、あらゆる選択肢を患者さんと一緒に検討しますが、15年ほど腰痛治療に携わっていてもいまだに葛藤している問題です。それでも、最終的に患者さんに笑顔になっていただくために何が出来るかを常に考え、先進の治療法など新しい知見を吸収し、それを提供できる環境を整えることに注力しています。

身体を動かすのが好きなので、スキー、キャンプ、ゴルフなどアクティブに過ごすことが多いです。阪神タイガースの試合を観戦するのも楽しみのひとつですね。
特にスキーやキャンプは必ず家族みんなで行くようにしています。子どもと遊べるうちにどれだけ遊ぶかが肝ですからね（笑）。休日に家族と楽しい思い出を作ることがリフレッシュにもなっています。

私は、人にとって一番大切なのは「時間」だと思っています。一度きりの人生、限りある時間の中で、患者さんが痛みに耐え続けることは、“時間の無駄”になりかねないと危惧しています。当院では、患者さんの症状やご事情に合わせたさまざまな腰痛治療をご提案していますので、その“痛みに耐える時間”をなくすことができるかもしれません。長年辛い腰痛でお悩み方は、ぜひ一度ご相談ください。
患者さんに笑顔で楽しく人生を歩んでいただきたいというのが私の願いです。そのお手伝いができるよう、効果が期待できる新しい治療を積極的に導入し、より安く提供できるよう今後も精一杯努力していきたいと思います。