更新日: 2026-05-12

基本情報

名称:
富士 足・心臓血管クリニック
診療科目:
血管外科, 形成外科
住所:
〒 417-0073
静岡県富士市浅間本町1-43

電話番号0545-54-0357電話
する

下肢静脈瘤から治りにくい足の傷、巻き爪まで幅広く診療。足の異変を早く拾い、健康寿命を見据えた未病ケアにも力を入れる

現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

当院では、下肢静脈瘤の患者さんが最も多く、次いで、足のしびれやむくみなどの症状があるものの、ほかの診療科では原因がはっきりしなかったという方が来院されます。
そのほか、巻き爪や足の変形、治りにくい傷など、足の専門的な診療を求めて、県外や遠方から受診される方もいらっしゃいます。

下肢静脈瘤の診療について詳しく教えてください。

花田 明香先生の写真

下肢静脈瘤は、足の静脈の流れが悪くなり、血管が拡張して浮き出たり、だるさや重さ、むくみ、かゆみ、こむら返りなどの症状を生じたりする病気です。
当院では、まず超音波検査で静脈の逆流の有無や広がり方、病変の位置や種類を確認し、必要に応じて全身の状態も評価したうえで治療方針を決めています。むくみが強い場合には、心臓疾患など足以外の背景がないかにも目を向けています。

治療は、静脈瘤の種類や進行度に応じて、医療用弾性ストッキングによる圧迫療法、硬化療法、レーザーや高周波による血管内焼灼術、グルーによる血管塞栓術、ストリッピング手術などから選択します。日帰りで対応できる治療で、患者さんの負担と治療効果のバランスを考えながら、その方に合った方法をご提案しています。
また、圧迫療法は、適切な製品選びや履き方の指導まで含めて大切な治療です。当院では、私と看護師が「弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター」の資格を持ち、一人ひとりに合ったご案内と継続のサポートに努めています。

足の治りにくい傷とフットトラブルにも注力されているそうですね。

はい。足のトラブルは、靴だけが原因ではなく、足の形、歩き方、血流、神経障害、基礎疾患など、さまざまな要因が重なって起こります。実際、扁平足やハイアーチ、外反母趾などがある方では、合わない靴がきっかけで靴擦れや巻き爪、傷につながることがあります。
また、下肢閉塞性動脈硬化症など血流障害のある方や糖尿病の方では、傷をつくらないための靴の選び方や履き方そのものがとても重要です。

当院の下肢機能外来と爪外来では、まず私がレントゲンや超音波検査などで足の状態を診ます。そのうえで、必要に応じて整形外科医、リハビリテーション科医、義肢装具士などと連携しながら、足のケア、靴や装具の調整、生活面のアドバイスまで含めて対応しています。
目指しているのは、傷や爪だけを診るのではなく、足をできるだけ本来の機能に近づけ、その方が安心して歩き、暮らせる状態を支えることです。足のトラブルの背景に、自己免疫疾患や生活習慣病など別の病気が隠れていることもありますので、気になる症状があれば早めにご相談いただければと思います。

そのほか、貴院で力を入れていきたい診療はありますか?

富士 足・心臓血管クリニックの下駄箱の写真
下駄箱にはロコモチェックができる台を設置している

一部自由診療にはなりますが、症状としてはまだはっきり現れていない段階から体の状態を見つめる、未病ケアにも力を入れています。
例えば、糖化や酸化の状態、血管の状態などを確認し、必要に応じて専用機器も活用しながら、今の体の状態を多面的に捉えていきます。そうすることで、将来の不調や生活習慣の見直しにつながる課題が見えてくることがあります。

そのうえで、食事や運動といった生活習慣の改善を基本に、必要に応じて低周波治療や高濃度ビタミンC点滴療法なども選択肢としてご提案しています。大切にしているのは、検査や治療そのものではなく、その方がよりよい状態で日々を過ごし、自分らしい暮らしを続けられるよう支えることです。

未病ケアは、さまざまな角度から健康状態を評価し、生活習慣を整えるきっかけをつくるためのものです。お悩みやご希望に応じてご提案していますので、気になることがあればご相談いただければと思います。