患者さん一人ひとりのホームドクターとして親身な医療を実践
日々の診療で心がけていることはありますか？
患者さんの自覚症状をよく聴くことが、何よりも大切だと考えています。たとえ、検査値に異常がなくても、患者さん自身につらい症状があるわけですから、その訴えをよく聴いて、改善できる方法を考えるようにしています。
それに加えて、治療が始まったら、患者さん自身がその治療に納得していることを常に確認して、進めていくことも大切だと考えています。そのためにも患者さんとのコミュニケーションには力を入れており、特に、初診の患者さんには、できるかぎり時間をかけてお話を伺うことを心がけ、症状の改善に役立てるようにしています。
ところで、とても温かな雰囲気の院内ですね。
アットホームなクリニックを目指していまして、医院を継承するにあたって内装の色合いに暖色系を採り入れたり、お子さん連れの患者さんも受診しやすいようキッズスペースを設けたりなど一部リフォームをしています。手前味噌ですが、当院のスタッフは、患者さんに寄り添える、人間的に素晴らしい人たちが揃っていますので、どんなことでも気軽に相談していただけたら嬉しいですね。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
子どもが3人いるのですが、まだ小さいので、休日はほとんど自宅で子どもの相手をしています。家族と過ごす時間が、今はリフレッシュになっていますね。ただ、旅行が好きなので、時間が取れたら一泊でいいので温泉に行きたいなと思うことはあります（笑）。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。
スタッフの協力もあって、「気軽になんでも相談できるクリニック」という印象を患者さんにも持ってもらいつつあると感じています。開業の目的の一つは実現し始めていますので、次の目標として、訪問診療にもっと力を入れていきたいと考えています。患者さんの中には、「付き添いがいないから受診できない」とか、「経済的に困窮して在宅医療が受けられない」という方も少なくなく、医療の隙間を埋める受け皿をもう少し大きくしていく必要性を感じています。ただ、訪問診療はあくまでも私自身の手の届く範囲で、信頼できるスタッフとともに親身な医療の実践を目指してまいります。
当院は、診療の「オンライン予約」や、ご自宅で診察が受けられる「オンライン診療」を導入して、診療の待ち時間の短縮や通院の手間を省き、通院や治療の継続がしやすい環境を整えています。訪問診療のご相談も含めて、困っていることがあったら、何でも気軽に相談してください。患者さん一人ひとりのホームドクターとして、私の最大限の力を発揮してサポートさせていただきます。