更新日: 2024-05-21

基本情報

名称:
やまだ内科クリニック
診療科目:
内科, 消化器内科
住所:
〒 390-0852
長野県松本市島立3279-2

電話番号0263-47-3900電話
する

苦痛に配慮した挿入技術と正確な画像診断で、精度の高い内視鏡検査を提供

どのような患者さんが多く来院されますか?

山田 重徳先生の写真

地域のかかりつけ医として、発熱、咳、鼻水などの風邪症状、下痢や便秘、胃もたれといった胃腸の不調など、「コモンディジーズ」と呼ばれる日常的によく起こる症状に幅広く対応しています。
患者さんの年齢層は幅広いですが、高血圧、脂質異常症、糖尿病など慢性疾患の患者さんが通院されていたり、若い年代の方では消化器疾患で受診される方が多い印象です。

力を入れている診療がありましたら教えてください。

やはり私の専門である消化器疾患でしょうか。患者さんへの問診、血液検査、上部内視鏡検査(胃カメラ)、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)、腹部超音波検査を駆使して、消化器疾患の早期発見・早期治療に力を注いでいます。消化器疾患は、食道・胃・大腸をはじめ肝臓・胆道(胆のう・胆管)・膵臓など幅広い臓器にわたり、炎症性のものから良性もしくは悪性の腫瘍、機能性疾患、ウイルス感染症など性質もさまざまです。胃がん、大腸がんなどの重篤な疾患はもちろんですが、胆のう炎、急性膵炎、尿路結石といった迅速な対応が必要な疾患は、特に見逃さないよう気をつけて診療しています。

また、強い腹痛や下痢、血便を伴う虚血性腸炎や、消化管に慢性・再発性の炎症を引き起こし、下痢や腹痛、下血の症状が続く炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)などの大腸疾患にも対応しています。これらの疾患は、現時点では完治が難しく、患者さんは服薬を続けていく必要があります。若い方にも多い病気ですが、症状をコントロールしながら患者さんが前向きに治療に取り組めるよう、しっかりサポートさせていただきますので、安心してご相談ください。

貴院で受けられる内視鏡検査について教えてください。

山田 重徳先生の写真

当院では、ご希望に応じて胃カメラ、大腸カメラともに鎮痛剤を使用し、苦痛に配慮した内視鏡検査を行っています。ほとんど眠っている状態で検査が受けられるので、「気がついたら検査が終わっていた」という患者さんも多く、9割以上の方が鎮静剤の使用を希望されています。鎮静剤は「プロポフォール」という薬を採用しており、苦痛が少ないのはもちろん、検査後40分から1時間程度休息していただいた後は、車を運転することができるのも特長です。当院は車で来院される方が多いので、そのまま帰宅できると非常に好評をいただいています。

大腸カメラは、検査の前に下剤を服用して腸内をきれいにする必要がありますが、前処置室を2室用意しており、ご希望の方は検査当日に院内で行なっていただけます。また、検査でポリープが見つかった場合、ポリープの状態によっては、そのまま切除することも可能です。手術が必要と判断した場合には、速やかに専門機関を紹介しています。

内視鏡検査はまだまだ「つらい」「痛い」と思われる方も多いようですが、消化器内視鏡専門医として長年培った挿入技術で、患者さんの負担を軽減した検査を提供できていると自負しています。内視鏡検査を受けたことのない方も、過去の内視鏡検査で痛い思いをしたことのある方も、安心して受診していただければと思います。