地域のかかりつけ医として「ていねいな診療」を心がけ、誠心誠意、患者に向き合う
貴院ではピロリ菌検査にも対応されているとお聞きしました。
はい。ヘリコバクター・ピロリ菌は胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどを引き起こす原因となることが知られています。日本人はピロリ菌に感染している比率が高く、衛生環境が改善した近年は低下傾向にありますが、胃粘膜の免疫機能が完成していない幼児期に、大人からの口移しなどで感染することが多いとされています。
ピロリ検査に関しては、内視鏡検査で胃炎が見つかった場合、内視鏡検査または胃Ｘ線検査で胃潰瘍・十二指腸潰瘍と診断された場合、突発性血小板減少性紫斑病と診断された場合は保険適用となり、それ以外の場合でも自費で検査ができます。
検査方法は内視鏡で胃の粘膜を採取する方法と、診断薬を使って検査する方法があり、患者さんの状況に合わせてご提案しています。ピロリ菌が見つかった場合は、内服薬による除菌を行いますが、除菌は保険適用になりますので、気になる方はご相談ください。
日々の診療で心がけていることを教えてください。
患者さんお一人おひとりをていねいに診ることを大切にしています。どんなに忙しくても聴診器を当てて胸やお腹の音を聴いたり、患者さんの訴えにしっかり耳を傾けるようにしていますね。その上で適切な検査・診断を行い、病気を見逃さないよう心がけています。
お忙しいとは思いますが、プライベートの時間の過ごし方も教えていただけますか？
自然豊かな長野で育ったこともあり、昔から趣味はスノーボード、ウェイクボード、釣りなどアウトドア系なんです。なかでもスノーボードが得意で、学生時代はワンシーズンに80回もゲレンデに行って、縦回転や横2回転半くらいまわったりもしていました。
釣りはブラックバスにはまっていた時期もありますが、最近は子どもと一緒に釣り堀に行ってニジマス釣りを楽しんでいます。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
生まれも育ちもここ松本で、「地域医療に貢献したい」という想いで開業しました。これまで培った内視鏡診療の技術や経験を生かして、消化器がんをはじめ重篤な疾患の早期発見・早期治療に尽力してまいります。
これからも地域の方々が安心して通院できるクリニックを目指し、誠心誠意、患者さんに向き合っていきたいと考えています。消化器疾患はもちろん、風邪やアレルギーなどの日常的な疾患、高血圧や糖尿病などの生活習慣病まで幅広く対応していますので、どうぞお気軽にご相談ください。