継続的な検査の必要性をていねいに説明し「また受けよう」と思える検査を提供したい
日々の診療で心がけていることを教えてください。
病気の早期発見・早期治療のためには「1回検査を受けて終わり」ではなく、定期的・継続的に検査を受けて、刻々と変化する体の状況を確認していただくことが大切です。そのためにも、苦痛を与えない内視鏡検査とともに、患者さんに検査の必要性をていねいに説明し、ご理解いただくように尽力しています。
それから、患者さんをなるべくお待たせしないように心がけています。当院は電話とWebから予約でき、Webの予約システムで事前に問診や保険証の登録を済ませていただくと当日の受付時間も短縮できますので、ぜひご活用いただければと思います。
診療のなかで、印象に残っているエピソードなどはありますか?
数えきれないくらいありますが、やはり早期の腫瘍が見つかって患者さんに感謝されたときは大きなやりがいを感じますし、忘れられないですね。日々診療していると「最低限の検査で済ませたい」とお考えになる患者さんが多いのですが、私はなるべく検査の必要性をご説明して、受けていただくようにしています。
その結果、患者さんが思っているよりも深刻な状態だったり、腫瘍などが見つかったりすることも少なくないのです。こういった経験があるからこそ、今後も早期発見・早期治療に努めていきたいと考えています。
診療時間以外はどのようにお過ごしになっていますか?
趣味といえるようなものがないのですが…、時間があるときは近隣の先生方との交流会に参加していますね。いろいろな医療機関の先生とお会いして、最近の治療法や疾患などについて情報交換しています。他科の先生のお話は興味深く、当院の治療に生かせることがないか考えたりして、とても勉強になっています。
今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。
繰り返しになりますが、できるだけ苦痛のない内視鏡検査を目指し、患者さんが安心して検査を受けられるよう努めてまいります。最近は、夜間の受診をご希望される方も多くなっていますので、患者さんのニーズに合わせて受診枠を増やすなど検査体制を整えていきたいと考えています。また、風邪や腹痛、生活習慣病といった内科疾患の診療もしていますので、気になる症状がありましたら気軽にご相談ください。
患者さんのお気持ちに寄り添い、「ここなら相談できる」「検査を受けてよかった」「また検査を受けよう」と思っていただける医療の提供に全力を尽くしてまいりますので、怖がらずに一度受診していただきたいなと思います。