「来院された患者さんには、必ず笑顔になってもらう」を目標に、日々最新医療のアップデートを重ねる
保険診療はどのようなことに力を入れていますか?
患者さんの症状や困っていることをしっかりと把握・分析した上で適切な治療を行うことを大前提に、形成外科、皮膚科を中心に修練を重ねてきた経験を活かした治療のご提案を常に意識しています。大学時代では色々な症例を経験し、創傷外科の専門医やがん指導医、レーザー指導医などの資格も取得しました。また、皮膚科学会やアレルギー学会にも所属し、日々進歩する医学情報のアップデートは欠かさずに、臨床にしっかり反映していきたいと思っています。
皮膚科や形成外科で命に関わる疾患は他の診療科と比較して少ないですが、それでも見過ごせない疾患は多くあります。「シミやほくろが気になって受診したら、実は初期の皮膚がんだった」というケースもあり、今までに培ってきた経験を活かし、どんな症例でも見落としのないように慎重に検査し、診断を下すようにしています。また、当院では突発的に生じるけがややけどに対しても対応できる設備を整えております。このような、けがややけどの処置、できものを取るといった形成外科領域の治療は、私が最も得意とする分野です。生検などの検査も含めて、傷跡が残らないようにきれいに縫うといった分野は、長年の経験から自信を持っており、患者さんにご満足いただける処置をご提供できると自負しております。
クリニックでの美容診療について教えていただけますか?
美容医療は「美容皮膚科の確かな技術」と「エステのように気軽に行ける」の融合をテーマに、クリニック2Fにて「まーるメディカルエステ」と称して提供しています。美容医療は原則として完全予約制ですが空きがあれば当日の受診も可能です。
先ほど触れたように、美容皮膚科の方は抗加齢医学専門医である妻が主に担当していて、合併症やリスクの観点から、レーザー治療やハイフといった治療に関しては当院では医師が行うことを徹底しております。ご不安やご納得頂けるまで説明をさせていただき、また、万が一合併症が生じた場合でも最後まで責任をもってご対応させて頂きます。保険と美容診療は常に連携し、患者様のお悩みに沿った治療をご提供できればと思っています。
また、少し話は逸れますが、アンチエイジングの観点からは30~50代からのエイジングケアが大切になってきます。子育て中も老化は着実に進行していくので、その時期のケアは非常に大切になってくるのですが、お子様がいらっしゃることでケアが難しい方も少なからずいらっしゃると思います。そういった状況を少しでも改善できればと、美容治療中も保育士による無料の託児サービスをご利用いただけます。お子様の不安が強い場合には、施術内容にはよりますが親御さんの側でお預かりするなど、安全面と状況を考慮しながら柔軟に対応しております。
クリニックにお子様向けサービスが整っていらっしゃいますね。お子様の診療で意識されていることはありますか?
そうですね。当クリニックに6畳分のキッズコーナー、個室型の授乳室やおむつ台、無料託児サービスといった家族向けの設備を充実させたのは、妻とよく話し合って、私たちが思う「あったらいいな」を形にしたものです。
子どもの診察は、こども病院の勤務時にお子様特有の疾患や病態を多く経験させていただいたことが今に活かせていると思います。些細なことではありますが、子どもの軟膏の塗布は、お薬の強さだけでなく、剤状といってお薬の伸びなど塗りやすさが治療に大きく影響することがあります。塗りにくいお薬はお子さんにとっても、塗る親御さんにとっても、苦痛の時間になってしまうこともあるんですね。そういったご家庭の環境にも配慮しながら日々診察にあたっております。苦痛の軽減といった観点では、たとえばアレルギー症状として皮膚症状が出ることがよくあるのですが、痛みの少ないアレルギー検査の導入もしました。こちらの検査はお子さんだけでなく、採血が苦手な方からもご好評です。
診察時に心がけていることなどあればお聞かせください。
「患者さんの声をよく聞くこと」ですね。痛みや違和感、そして患部の見た目に対する気持ちといったものは患者さんご本人にしか説明できないもので、それらは皮膚科・形成外科・美容医療、いずれの領域の治療であっても、もっとも大切な情報の1つとなるからです。
そのため、当クリニックではスタッフとともに、患者さんのお悩みや不安に思っていることを話しやすいよう、アットホームな雰囲気づくりを心がけています。受診時はできるだけリラックスしていただいて、治療方針への希望なども遠慮せず、どんどん話してほしいですね。
お忙しい毎日かと思いますが、プライベートな時間はどうお過ごしですか?
実は私たち夫婦も、子育て真っ最中の世代です。まだ小さい3人の育児に追われており、仕事以外の時間はほぼ子どもの世話で自分のための余暇はありません。でも、休日には地域散策を兼ねて、子どもたちを連れて近隣の公園や商業施設に遊びに出かけています。いずれは自分の趣味の時間もとれたら嬉しいですが、今は家族と一緒に過ごせる時間が幸せであり、クリニックの運営もやりがいのあることばかりで、おかげさまで充実した毎日だと感じています。
最後に、読者や患者さんに向けたメッセージをお願いします。
まだ開業から日が浅いので、まずは1人でも多くの方にクリニックの存在を知っていただきたいですね。そのうえで「お肌の悩みなら、ここへくれば大丈夫」と思っていただけるような、安心感のあるクリニックを作り上げていきたいです。そのためにも、日々アップデートを重ねて、患者さんからのニーズに迅速に応えられるように尽力してまいります。
お話しした通り、形成外科・皮膚科・美容外科での総合的な経験を活かし、湿疹や蕁麻疹などの一般的な皮膚診療から、日常のけがや傷あとに対する処置、シミやしわをはじめとする美容診療まであらゆる肌のお悩みに対応しています。「来院された患者さんには、必ず笑顔になってもらう」そんな医療を目標に、スタッフと力を合わせ、やさしさあふれる医療を提供させていただきます。どうぞ「幕張まーるクリニック皮フ科形成外科」をよろしくお願いします。