安全最優先は大前提。技術で、データで、日帰り手術専門医院のパイオニアになりたい
クリニックの雰囲気、設備などにこだわりがあれば教えてください。
【所院長】内装業者には「落ち着いた雰囲気で」とお願いしましたが、見た目としてのスタイリッシュさなどにはあまりこだわっていません。一方で、治療に使用する機器や、万が一の不測の事態に備えた安全対策にはこだわり抜いています。
たとえば、テナント探しの際にも「地上1階かつ広い道路に面している」ことが決め手になりました。これは「緊急時に患者さんをすみやかに近隣の大規模病院へと搬送する」という安全対策を優先させたかったからです。院内の廊下はストレッチャーが通過するのにじゅうぶんなスペースで設計してあり、万一に備えたスタッフの訓練も欠かさないようにしています。
確率は低くても、どんな手術でも安全面のリスクがゼロになることはありません。どんなに慎重に対応していても、不測の事態が起こり得るのはどの医療機関でも同じです。だとすれば、万一のことにも対応できる準備をしておくのが「患者さんの命を守るために合理的で最善の方法」だと、私たちは考えています。
このように念には念を入れた安全対策を施していることからも、私たちの安全に対する「本気度」が患者さんにも伝わるかと思います。
【田村副院長】もちろん「清潔を保つこと」「患者さんがリラックスできる院内環境」には、じゅうぶん配慮してあります。クリニックの機能に必須ではない装飾などはできるだけ省きました。それに対し、私たちが妥協なく選び抜いたのは手術に必要となる機材類で、最新鋭の機材の中から院長と私で吟味を重ね、納得のいくものだけを揃えています。
お二人の趣味やプライベートなどについても少し教えていただけますか?
【所院長】趣味といえば登山でしょうか。といってもそれほど本格的な登山ではなく、日帰りでいけるような低めの山をゆっくり歩いて登るのが好きですね。
それと、本業にも活かしているデータ解析も私の場合は趣味の1つと言えそうです。日頃からさまざまな医療データを集めていますが、休日にはそれらをデータ解析ソフトを使って詳しく調べたり、検証したりしています。医療データの世界は奥深く、眺めているとついつい時間が経つのを忘れるほどです。
たとえば、当クリニックだけでなく日本全国の日帰り手術のデータを統合することで、安全面の検証が可能でより効果的な術式を探ることもできます。分析結果を医療の発展に役立てていきたいですし、患者さんにとって有益になる情報であれば、ブログなどでも積極的に発信していきたいと思っています。
【田村副院長】私はゲームが趣味です。院長がまじめな話題をしたあとだから話しづらいな(笑)。最近は、ポケモンの新作にはまっています。
あとはアウトドア全般ですね。最近は忙しくてあまり行けていませんが、ダイビングが大好きで、海に潜って魚と触れ合う瞬間は私にとって究極の癒しです。時間が許すならキャンプにも出かけたいですね。
私自身が共働き夫婦ということもあって、忙しい毎日を送るなかで家族や友人と過ごす時間がどれほど貴重かは身に染みてわかります。だからこそ、責任ある仕事を受け持つビジネスパーソン、子育てに忙しいお父さんお母さんといった人たちを、日帰り手術で応援することができたら嬉しいです。
先生同士が信頼しあっていることがよく伝わりました。最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。
【田村副院長】所院長の冷静な判断力、温かい人柄を慕って集まった仲間は私だけではありません。現場経験を豊富に持つ優秀なスタッフが揃っているのも、当クリニックの大きな自慢です。術前術後のケアで何か少しでも不安を感じたなら、遠慮なく近くのスタッフまでお声がけください。どの患者さんにとっても「快適な日帰り手術」となるよう、スタッフ全員で支えることをお約束します。
【所院長】日帰り手術は「治療効果を損なわずに患者さんの負担を最低限まで下げる」という低侵襲手術の一つの完成形だと私は考えます。私たちの挑戦はまだ始まったばかりですが、周辺の医療機関とも競合するのではなく手を取り合って、1人でも多くの患者さんの役に立つことができれば幸せです。当クリニックではLINEや電話での相談も承っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。