更新日: 2023-08-25

基本情報

名称:
医療法人由仁会 岡本眼科
診療科目:
眼科
住所:
〒 577-0034
大阪府東大阪市御厨南2丁目2-24

電話番号06-6788-3808電話
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岡本眼科は近鉄奈良線八戸ノ里駅から徒歩5分、閑静な住宅街の一角にある。1975年の開院以来、地域住民の目の健康を担い、「自分の目で世界を見る喜び」を提供してきた。医院を父の代から引き継ぎ、2015年より院長として多くの患者の治療に取り組むのは、日本眼科学会専門医の岡本仁史先生だ。大阪府の中核病院で網膜や角膜疾患、白内障、緑内障、糖尿病網膜症など、さまざまな症状の治療に携わり研鑽を積んできた。米国での研究留学後は、後進の指導に当たり、多くの優秀な人材を育ててきた眼科医療のスペシャリストだ。

疾患について患者さんに説明する際には、気持ちに寄り添い、言葉を選びながらご本人が真剣かつポジティブに治療に向き合えるよう配慮を絶やさない。「検査ではどんな小さな病変も必ず見つけ、早期発見・早期治療につなげたい」と意気込みを語る岡本先生に、注力している治療や患者への想いを伺った。

父の背中を追い、「患者さんの見る喜びを支えたい」と、眼科医の道を歩む

医師を志したきっかけと眼科を専攻した理由を教えてください。

岡本 仁史先生の写真

医師を目指したのは、眼科の開業医をしていた父の存在が大きいです。幼い頃から、地域医療に取り組む父の姿を見て育ち、自然に「私も人を助ける仕事に就きたい」という想いが強くなり、医学部への進学を決意しました。

眼科を専攻したのは、「いずれ父の医院を継ぎたい」という気持ちもありましたが、人のクオリティー・オブ・ライフに大きく関わる、「目の健康」に貢献したいと考えたからです。「『ものを見る力』を回復・向上させることで多くの方に喜んでいただきたい」と思い、眼科医の道を選びました。

医院を継承するまでのご経歴をお聞かせください。

大阪市立大学卒業後、大阪大学医学部附属病院の眼科に入局し、研修を行いました。大阪大学病院には眼科の各分野の専門医師が在籍しており、広く眼科全般の疾患や特殊な症例について学びました。この時期に得た知識や基礎的な技術、患者さんとの向き合い方は、私の医師としての礎になっています。研修期間修了後は、大阪労災病院や市立豊中病院で角膜や網膜疾患の臨床経験を積み、その後、大阪厚生年金病院(現・大阪病院)で6年間、白内障・緑内障をはじめ、糖尿病網膜症や結膜弛緩症などさまざまな疾患の治療に携わり、技術を磨いてまいりました。

多くの臨床を経験した後、米国オークランド大学に留学して、白内障の病理について研究し、知見をより深めました。帰国後は大阪南医療センターで部長職として、主に若手医師の指導と眼科全般の治療を担当。2008年に岡本眼科に副院長として加わり、2015年、院長職を継承するに至ります。

院内はとても明るい雰囲気ですね。

そうですね。初めて来院された方でも、少しでも緊張感が和らぐように、待合室も壁やソファはイエローをメインにした暖色系で統一し、緊張しがちな手術室も無機質な印象にならないように木目調の壁を採用しています。また、ご高齢の患者さんが多いため、院内はすべてバリアフリーで、通路の幅も広く取り、車いすの患者さんも移動しやすいつくりになっています。

岡本眼科の院内の写真
イエローで統一した明るい雰囲気の待合室