更新日: 2023-08-25

基本情報

名称:
医療法人由仁会 岡本眼科
診療科目:
眼科
住所:
〒 577-0034
大阪府東大阪市御厨南2丁目2-24

電話番号06-6788-3808電話
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患者さんが前向きに治療に臨めるよう、一人ひとりに寄り添い、心のケアを行う

日々の診療で心がけていることを教えてください。

岡本 仁史先生の写真

一つは診療の際に、患者さんの顔をしっかり見ながらお話しすることです。診察時はカルテやパソコンの画面などを見てしまいがちですが、患者さんがお話しやすいようにきちんと目を合わせて、患者さんの表情を読み取りながら、困っている症状やお悩みなどをしっかり伝えていただけるようにしています。

もう一つ心がけていることは、疾患や症状をご説明する際に、できるだけ専門用語を使わず、画像をお見せしながらわかりやすくお伝えすること。くわえて患者さん一人ひとりに合ったご説明をし、ご理解いただけるよう心を配っています。たとえば緑内障が発覚した患者さんは、無症状だからこそ、突然のことでなかなか受け入れられない方も多くいらっしゃいます。そんな中で、根治ができない病気であり、進行を止めなければいけないこと、そのためには生涯に渡り治療で眼圧をコントロールすることが必要であることなど、多くのことをお伝えしなければなりません。病気の重大性をわかっていただくとともに、あまり悲観的にならずポジティブな意識で治療に臨んでいただけるよう、3回、4回と診察を重ねながら丁寧にお話しして、病気を受け入れられるよう配慮しています。

手術の際に気遣われていることはありますか?

やはり緊張される患者さんが多いので、「大丈夫ですよ。安心してくださいね」とお声がけして、できるだけストレスなく臨んでいただけるよう心がけています。あとは、「痛みがあれば決して我慢せずに、わずかな痛みでも必ずお伝えください。」とお願いしています。不安に思う方は余計に敏感になるので、刺激をできるだけ軽減する工夫をしつつ、場合によっては麻酔を追加することもあります。

また、手術の際には、外来診療の担当のスタッフが必ず手術に同席しています。患者さんにとってはいつもの先生やスタッフに囲まれて手術を受けることができますし、手術後の通院でも、医師もスタッフもすべて経過を把握しているので、患者さんの安心感につながっていれば嬉しいですね。なお、入院手術が必要な場合には、患者さんのご希望もお聞きした上で、近隣の提携病院を速やかにご紹介いたします。

お忙しい毎日の中で、どのように気分転換されていますか?

休日はゴルフなど、体を動かしてリフレッシュするようにしています。また旅行が好きで、これまで全国のさまざまな観光地を巡りました。外国では特にヨーロッパの街並みが気に入っています。仕事を離れて非日常を満喫できるので、落ち着いたらまた訪れたいですね。

これまでの医師人生の中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

患者さんとの思い出はたくさんあります。重度の白内障の患者さんが、手術後に「世界はこんなに明るかったんだ」と、とても喜んでくれました。強度の近視や乱視だった方が、手術をしてコンタクトや眼鏡なしで過ごせるようになり、「生まれ変わった」と言ってくださったこともありました。こんなふうに喜んでいただけることは、医師冥利に尽きると思っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

岡本 仁史先生の写真

これからも「岡本眼科に来てよかった」と言ってもらえるよう、患者さんにご満足いただける医療を提供していきます。そのためには職員の協力が欠かせません。スタッフと常にコミュニケーションを取りながら、私の想いや患者さんとの向き合い方を伝えていきます。

また、緑内障で辛い思いをする患者さんを一人でも減らすために、啓蒙・啓発活動は今後も続けていきたいですね。患者さんには、どんな症状でもまず相談していただきたいです。たとえば目に違和感を覚えても、検査の結果、医学的に問題ないとされることもあります。そうしたケースでも、当院では患者さんのお悩みにしっかり向き合い、あらゆる原因を探り、より良い状態を目指して一緒に取り組んでいきます。お困りごとがありましたら、小さな症状でもお気軽にご相談ください。