更新日: 2024-06-04

基本情報

名称:
永山さとう眼科
診療科目:
眼科
住所:
〒 079-8415
北海道旭川市永山5条19丁目1-40

電話番号0166-49-1001電話
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難症例の白内障手術にも対応。長年培った技術と経験で適切・迅速な医療を提供

どのような患者さんが来院されていますか?

佐藤 栄一先生の写真

幅広い年代の方が来院されますが、多いのは白内障の患者さんで、当院でも注力している疾患のひとつです。白内障は、レンズの役割を担っている水晶体が加齢などによって白く濁り、視力の低下や目のかすみ、だぶって見えるなどの症状があらわれます。初期であれば点眼や内服薬で進行を防ぐことができますが、進行した場合は濁った水晶体を取り除いて眼内レンズを入れる手術が必要になります。
白内障手術は一般的に簡単な手術と思われがちですが、実際には進行度合いによって難易度が異なり、大学病院に行かないと手術できないケースもあります。当院では、そういった難症例にも対応しており、ほぼすべての白内障手術を日帰りで受けていただける点が強みだと思います。

そのほか、貴院で受けられる診療について教えてください。

私の専門である網膜硝子体疾患の診療にも力を入れており、網膜剥離、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症などについては、眼球内に薬剤を注射する治療や、硝子体手術による治療を積極的に行っています。
そのほか、まぶたが下がってくる眼瞼下垂や、「逆さまつげ」と呼ばれる眼瞼内反症などの手術、緑内障のレーザー治療も院内で行っています。より専門的な検査や治療が必要な場合は、連携する医療機関をご紹介しますので安心してご相談ください。

一般的な眼科疾患についてはいかがですか?

ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)やドライアイ、眼精疲労、目のかすみや充血など、日常的な疾患に幅広く対応しています。
周囲に学校が多い地域ということもあり、コンタクトレンズをつくりたいと来られる学生さんも多いですね。コンタクトレンズの使用は一般的になりましたが、目の角膜に直接のせて使う医療機器ですので、便利な反面、さまざまな注意事項があります。当院では、目の状態を検査した上で患者さんに合ったコンタクトレンズをご提案するとともに、コンタクトレンズのつけ方や外し方、安全な使い方などをお伝えしています。使用開始後も、目の健康を保つためには定期検査が重要ですので、ぜひ受診していただきたいと思います。

医療機器はどのようなものを導入されていますか?

高性能顕微鏡の写真
手術で用いる高性能顕微鏡「Proveo8」

目の手術は術野(目で見ることができる手術部位)が小さいため、眼科手術用の顕微鏡は高性能で細部まで正確に見ることができる「Proveo8」という機器を導入しています。白内障手術では、目の濁りを取り残すことがないようにする必要がありますが、この顕微鏡は濁った部分を検知するための照明機能にすぐれ、硝子体手術時にも眼底を広角で観察しながら手術を行うことができます。目の手術は高度な技術と正確性が求められますので、患者さんにより安全で低侵襲な手術を受けていただくよう努めています。

そのほか、眼底検査では目の各部位を高精細に映し出し、診断に必要な撮影を網羅的に行うことができる機器を導入しています。緑内障をはじめ目の病気には進行性のものが多く、進行を食い止めて適切な治療を行うには早期発見・早期治療が重要ですので、見逃しがちな病変の発見に役立てています。