「多くの患者から頼られるホームドクター」を目指し、日々邁進
診療で心がけていることをお聞かせください。

糖尿病治療では、生活習慣の改善に向けて食事・運動指導と、薬による治療を行いますが、患者さんがご自身のために必要なこと、実行したほうがいいことを十分理解し、納得した上で続けていくことが重要になります。特に、生活習慣というのは長い間に身についてきたものですから、急には大きく変えられないこともあります。
そのために当院では、検査で出た数値を一緒に確認してもらい、「今はどういう状態で、それを改善するためにどういった治療が必要なのか、生活習慣で気を付けなければならないことは何なのか」をわかりやすくお伝えすることで、患者さんご自身が納得して、そして積極的に治療に取り組んでいただけるようにしています。
また、オンライン診療では、直接対面しての診察ではない分、患者さんに薬の副作用のリスクが十分に伝わりにくかったり、経過観察がしづらかったりするという側面があります。当院では、ビデオ通話による診察だけでなく、LINEなどのメッセージアプリを使って患者さんと密にコミュニケーションを図り、体調の変化やお悩みの相談に応じるようにしています。
廣川先生は、You TubeやTikTok、Instagram等のSNSでも積極的にメディカルダイエットについて配信されているそうですね。

はい。2025年1月時点でyoutube登録者1.3万人、tiktok5500人、Instagram3300人と、総フォロワーは2万人を超えています。
SNSを活用しているのは、正しい情報を知っていただきたいというのが一番の目的です。
例えば、糖尿病治療薬のリベルサスは、朝一番に服用して、食事は服用後30分開けてから摂るようにしないと、期待できる効果が半減します。その他にもいくつか注意点があり、専門家の服薬指導に基づいた服用でなければ、効果が得にくいばかりか、副作用が見逃されてしまうという心配もあります。安全に治療に取り組んでいただきたいという想いを込めてSNSで発信しています。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
休みの日は、もっぱら筋トレやランニングをしています。実は、総合格闘技の修斗のプロライセンスを持っていて、以前は、プロ格闘家の朝倉未来さんなどと闘う大会にも出場していたんですよ。体を鍛えると、頭もクリアになり、肥満予防にもなるので、これからも続けていくつもりです。
さいごに、読者へのメッセージをお願いいたします。

糖尿病は風邪や胃腸炎のように一定期間だけのものではなく、生活習慣を見直しながらずっと付き合っていかなければならない病気です。患者さんのご意向も大切にしながら、患者さんの生活に伴走するような気持ちでサポートし、一人ひとりに寄り添った医療の提供を目指しています。
「多くの患者さんからホームドクターとして信頼されるようなクリニックになりたい」と思っています。健康に関する悩みごとだけでなく、美容に関するお悩みも含めて、受診された皆様のご期待に添えるよう、これからも尽力してまいります。