整骨院を営む父に影響を受け整形外科の道へ。複数の病院で幅広い診療経験を積み、八王子にクリニックを開業
はじめに、先生が医師を志したきっかけと、整形外科を専攻された理由をお聞かせください。

実家が整骨院を経営しており、毎日患者さんに施術する父の姿を見て育ちました。高校生になって将来を考えたとき、父が私に医師になってほしいと願っていることや、周りの同級生たちが医師を目指していることを知り、私も医学部を受験し金沢医科大学に入学しました。
整形外科を専攻したのは父の影響も大きいですが、実際に研修を受けるなかで学問としても一番興味を持った分野です。整形外科領域のケガや疾患について深く学びたいと思い、迷うことなく整形外科の道に進みました。
貴院を開業されるまでのご経歴を教えてください。
東京女子医科大学整形外科に入局後、都内をはじめ山梨県都留市立病院や千葉県こども病院など複数の病院をまわって臨床経験を積み、整形外科専門医の資格を取得しました。外傷や関節痛など整形外科全般の診療にあたりましたが、なかでも外反母趾、扁平足、骨折といった足の疾患やケガを専門に研鑽を重ねました。
医師になった当初から、いずれは開業しようと考えていましたので、幅広い経験を積むべく2018年には在宅診療のクリニックに勤務しました。整形外科疾患だけでなく、内科領域やがん患者さんへの緩和ケア、お看取りに至るまで経験し、多くのことを勉強させていただきました。その後、埼玉のクリニックに勤務し、診療の傍ら経営についても勉強しながら開業準備を進めていた矢先、八王子でよい物件に出会い、2023年に当院を開業しました。
ここは駅からも近いので通勤や通学途中に受診していただきやすいですし、車でも来やすい場所です。また、近隣に整形外科のクリニックがなかったため、地域の方々のお役に立てるのではないかと思ったのも決め手でした。
クリニック名にはどのような想いが込められているのでしょうか?
治療だけでなく、その先の再発防止や機能向上を目指し、患者さんにとって本当に価値(バリュー)を感じていただける医療を提供したい、そのような想いを込めて「八王子北野バリュー整形外科」と名付けました。
当院では、患者さんお一人おひとりに質の高い医療を提供するため、スタッフ全員が一体となって治療に取り組むチーム医療を実践しています。職種に関係なく何でも相談できる雰囲気づくりを通じて、患者さんと医師、スタッフが良好なコミュニケーションでつながっていけるように努めています。

