更新日: 2024-06-14

基本情報

名称:
烏丸御池さくやま乳腺クリニック
診療科目:
乳腺外科
住所:
〒 604-8162
京都府京都市中京区七観音町630 読売京都ビル 2階

電話番号075-212-8700電話
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患者一人ひとりの不安に配慮した医療を提供。患者の味方となって一緒に病気に立ち向かう

乳がん検診は、どのようなタイミングで受ければいいのでしょうか?

佐久山 陽先生の写真

何か気がかりなことがある場合や、乳がん検診で要精密検査と診断された場合は、年齢にかかわらず、できるだけ早い段階でご相談いただきたいと思います。乳がんの治療は早期発見が肝心で、受診をためらわれる時間が長くなってしまうと、その間に病気が進行してしまうことも考えられます。

40歳以上の女性については、2年に1回、定期的に乳がん検診(マンモグラフィ)を受けることが推奨されています。なお、マンモグラフィとエコー検査にはどちらにも得意・不得意がありますので、病変を見逃さないためには両方受けていただくのが安心です。ですがご負担などを考慮し、1年に1回、マンモグラフィとエコーを交互に検査するという方法もあります。適切な検査方法やタイミングは患者さんの年齢や既往歴などによっても異なりますので、まずはご相談いただき、適した方法を一緒に考えましょう。

先生が日々の診療で心がけていることを教えてください。

患者さんのお話をよく伺い、一人ひとりのご心配やご不安に配慮した医療を提供することです。患者さんにとって検査の結果が出るのを待つ時間は不安そのもの。当院では、精度の高い検査をスピーディーに行い、結果待ちの時間をできるだけ短くするようにしています。

そして、患者さんにはそれぞれの家庭があり、仕事があり、生活があります。病気が見つかり治療が必要となったときに、「子どものことが心配」「仕事を続けられるか不安」など、患者さんがどのようなご心配やご不安を抱えておられるのか、どのような治療を希望されているのか、患者さんのお気持ちをしっかり確認することを大切にしています。そのうえで、長年の経験や最新の医療情報を踏まえ、患者さんに適した治療や病院の選択肢をご提案したり、これから起こり得る可能性をお話ししたりなど、できるだけ患者さんのご不安な気持ちを払拭するよう努めています。

診療時間以外はどのようにお過ごしになっていますか?

京都はお寺や神社が多いですし、ちょっと郊外に出れば琵琶湖もあり自然も豊かです。休日はそうしたところや美術館を回り、その写真をInstagramに投稿しているほか、健康維持を考えてたまに走ったりしています。最近は料理教室にも通っていまして、いずれは家族や知人にも振る舞えたら…と思っています(笑)。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

佐久山 陽先生の写真

乳がんは、現在、日本の女性の9人に1人がかかっている病気で、中高年の方のみならず若い方が罹患することも珍しくありません。それだけ身近にあり、いつかかってもおかしくない病気といえます。しかし先ほどもお話ししたように、乳がんは早期発見・早期治療によって治る可能性が高い疾患であり、「乳がんを過度に恐れる必要はない」ということは、ぜひお伝えしたいです。

また、乳がんは、ご自身で観察したりふれたりすることによって発見できることがあります。定期的に検診を受けることはもちろん、乳房に変形がないか、しこりがないかなど普段から乳房の状態を確認することも早期発見のためには大切なことです。「もし乳がんが見つかったらどうしよう」と不安をお感じになるのはごもっともだと思います。ですが、患者さんは一人ではありません。もし病気が見つかったとしても、我々が患者さんの味方となって全力でサポートし、患者さんと一緒に病気に立ち向かいます。
何か心配なことがあれば、ちょっとしたことでもかまいませんので、できるだけ早い段階でお気軽にご来院ください。