総合的な内科診療と専門的な消化器内科診療を実施。人工知能(AI)を活用した消化器内視鏡検査で、病気の早期発見・早期治療を目指す
貴院ではどのような診療が受けられるのでしょうか?
風邪やインフルエンザ、花粉症などのアレルギー、腹痛、生活習慣病といった一般的な内科疾患の診療に加え、消化器内科では、胃と大腸の内視鏡検査、腹部超音波検査など消化器の検査や画像診断、慢性肝炎や胆石、膵炎など消化器全般の疾患について専門的な診療を行っています。
また、地域のかかりつけ医として、「どの科を受診したらいいのかわからない」といったお悩みや予防に関すること、なかなか診断がつかない体の不調などにも応じていきたいと考えています。血液検査や腹部エコー検査はもちろん、頸動脈エコー検査、ピロリ菌検査など、病気の早期発見や予防を目指す各種検査も行っていますので、気軽に受診いただきたいですね。
胃・大腸内視鏡検査について、どのような検査が受けられるのか教えてください。
上部内視鏡検査(胃カメラ)は、経口・経鼻の両方に対応しています。苦手意識のある患者さんには、ご要望に応じて鎮静剤を使用していますが、患者さんの不安が軽減するようお声をかけながら、なるべく負担をかけない手技で検査を実施しています。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)では、患者さんの苦痛をやわらげるように柔軟性のあるスコープを採用し、ご要望に応じて鎮静剤を使っています。万が一、検査中に病変やポリープを発見した場合は、あらかじめ患者さんのご了承を得た上で、その場で組織採取の生検(生体検査)やポリープ切除の日帰り手術も行っています。
なお、胃、大腸ともに、より専門的な検査や治療が必要な場合は、速やかに近隣の専門病院や大学病院などをご紹介していますので、安心して受診していただけたら嬉しいですね。
人工知能(AI)搭載の内視鏡や、肝線維化を測定できる医療機器も導入されたそうですね。
微小なものや平坦なものなど肉眼で確認しづらい病変の検出と鑑別をサポートしてくれる人工知能(AI)搭載の最新機種(2024年1月時点)を導入しました。AIによるスクリーニングは感度がよくさらに私の専門医としての経験を併せてダブルチェックを行うことができます。悪性病変については専門的見地からよく観察して、初期の病変も見逃さない丁寧な検査と診断を目指しています。
胸部レントゲン装置についても人工知能(AI)搭載機種を導入し、病変の見落とし防止に努めています。
また、肝臓の検査については、肝硬変や肝臓がんのリスクを評価する指標となる「肝線維化(肝臓の硬さ)」を測定する機能を装備したエコー検査機器を導入しています。肝臓は、自覚症状があらわれたときにはかなり病気が進行していて、完治が難しくなる臓器ですから、定期的な経過観察による早期発見に役立てたいと考えています。
土日も開院されているのですね。
はい。今のところ、日曜日は胃・大腸内視鏡検査のみになります。内視鏡検査は平日も毎日行っていますが、仕事や家事・育児などで時間が取れないという方の受診機会を増やせればと考え、日曜日に検査可能日を設けました。どんな病気も早期発見・早期治療が大切ですので、平日の受診が難しい方にも利用していただければと思います。