得意の感染症をはじめ、鼻水、発熱、腹痛など小児科全般を診療。予防接種や乳幼児健診にも力を入れ、病気の早期発見・早期診断のためのレントゲン装置も導入
現在、どのような患者さんが多く来院されていますか？
風邪や胃腸炎、気管支炎といったよくある病気を含めて、お子さん特有の病気全般を幅広く診療していますが、ここのところ気温が高くなってきたこともあって、皮膚の湿疹や肌荒れで受診されるお子さんが多いなという印象があります。あとは、予防接種や乳幼児健診で来院される方も増えていますね。
お隣の舟波先生が、内科に関しては15歳以下のお子さんを当院へ紹介してくださっているので、まだ開業して間もないのですが、多くの患者さんに受診していただいています。
貴院の特徴や得意な診療について教えてください。
勤務医時代、特に感染症の診療を得意としてきましたので、肺炎や尿路感染症などさまざまな感染症の診療をはじめ、専門的な検査や治療の必要性の見極めも含めて、これまでの知識と経験を活かした診療を行っています。
アレルギー疾患についても、小児喘息やアトピー性皮膚炎、スギ花粉症・ダニアレルギーなどは、そうした対応に慣れた看護師やスタッフがおりますので、お子さんや親御さんに寄り添いながら、親身な診療を提供させていただきます。最近、増えている食物アレルギーについては、今のところ当院では負荷検査は行っていませんが、診断がついているお子さんの治療・管理について取り組んでいく予定です。
それに加えて、病気予防も地域医療を担うクリニックの重要な務めだと考えていますので、予防接種や乳幼児健診にも力を入れています。千葉市立海浜病院をはじめ、近隣の基幹病院との連携も密に取っていますので、安心して受診していただきたいですね。
年齢としては、何歳まで診ていただけるのですか？
当院は中学生くらいまでのお子さんを対象とさせていただき、高校生以上の方については、お隣の舟波先生をご紹介しています。ただ、お子さんでも切り傷や打撲といったケガの処置や外科の病気が疑われる場合は、舟波先生と連携して診療してまいりますので、何でもご相談いただきたいと思います。
レントゲン検査も院内で受けられるそうですね。
はい。レントゲン検査については、症状の経過が、単なる風邪や腹痛ではないなと疑う場合に実施すると、原因の特定につながることが多くあります。実際に、レントゲンによって肺炎や腸閉塞が確認されるケースも稀ではありません。中には、お子さんへの健康被害を心配される方もおられますが、数枚、レントゲン撮影をしても問題が起こることはまず考えられませんので、当院では、必要に応じてレントゲン検査をおすすめしています。
あとは、血液検査や各種の感染症迅速抗原検査、尿検査、感染症の原因を特定する細菌培養やウイルス抗体価検査なども、院内で受けていただけるように環境を整えています。