更新日: 2024-08-07

基本情報

名称:
いわさ眼科
診療科目:
眼科
住所:
〒 525-0025
滋賀県草津市西渋川1-3-18

電話番号077-599-3530電話
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白内障・斜視・弱視治療に注力。視能訓練士が常勤し、小児眼科でも細やかな医療を提供

貴院では、どのような診療を受けられるのでしょうか?

眼疾患全般の診療を行っており、白内障や緑内障、結膜炎、ドライアイ、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性といった網膜疾患などに幅広く対応しています。
ご高齢の方に多い白内障は、濁った水晶体を眼内レンズに交換する手術を行うことによってよく見えるようになり、患者さんのQOL(生活の質)が高まります。患者数は年々増えており、勤務医時代から積極的に取り組んできた治療ですので、引き続き力を入れていきたいと考えています。

先生のご専門である斜視・弱視について詳しく教えてください。

岩佐 真紀先生の写真

斜視は、左右の目が異なる方向を向いている状態で、ものが二重に見えたりぼやけて見えたりします。子どもにも大人にも起こる疾患ですが、お子さんの場合は保護者の方が気づいたり、3歳児健康診査(3歳児健診)の視覚検査や学校の健康診断で指摘されたりして受診される方が多いですね。常に斜視状態の場合もあれば、疲れたときだけ片目の向きが変わるという場合もあり、後者は「ものがぼやけて見える」「目がひどく疲れている」などの自覚症状で受診され、診察したところ斜視だとわかることもあります。

治療は、特殊な眼鏡で対応できることもありますが、症状が強くなると手術が必要になることがあります。当院では笑気麻酔を導入し、できる限り手術の痛みや不安を緩和できるよう努めています。個人差はありますが、多くの年代の方に日帰り手術を受けていただけます。小さなお子さまは全身麻酔が必要になるため、状態を見極めながらご家族と相談し、全身麻酔が可能な連携する医療機関をご紹介しますのでご安心ください。

弱視についても教えてください。

弱視は、子どもの代表的な眼疾患のひとつです。視力は成長過程で視覚刺激を受けることによって少しずつ発達していくのですが、何らかの理由で必要な刺激を受けることができないと、視力の発達が妨げられてしまいます。その結果、視力が十分に発達せず低いままとなってしまう状態を弱視といいます。

症状は、遠視や乱視などが原因で片方の目だけ視力が育っていない場合、両目とも視力が育っていない場合、斜視によって弱視が生じている場合などさまざまで、状況に応じて眼鏡やアイパッチ、目薬などを用いて視力の発達を促す治療を行うのが一般的です。視力がきちんと発達するまで数年かけてフォローしていきますが、早期に発見し適切な処置をすれば正常な視力になることが多いです。そのためにも、1回の受診で終わりではなく、定期的な受診をお願いしています。

貴院には、視能訓練士が在籍されていると伺いました。

いわさ眼科の院内の写真
ティファニーブルーの間仕切りがアクセントになった検査室

はい。眼科診療ではさまざまな検査を行いますが、小さいお子さんは指示に従うのが難しかったり集中力が続かなかったりすることから、正確な検査が実施しづらいことがあります。また、斜視の検査は非常に高度な技術が必要で、そうした検査やお子さんの視能矯正に専門的に対応し、子どもから高齢者まで目の健康をサポートするスペシャリストとして「視能訓練士」という国家資格があります。当院の副院長はこの視能訓練士の資格を取得していますので、お子さんの検査や視能矯正訓練をしっかりと行ってサポートさせていただきます。

また、検査機器については、多機能な超広角眼底カメラを導入しました。一度に広範囲を撮影することができるほか、網膜の断層や眼底の血管の撮影も可能で、さまざまな疾患を高い精度で調べることができるようにしています。