更新日: 2025-06-06

基本情報

名称:
広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニック
診療科目:
内科, 消化器内科, 内視鏡内科, 胃腸内科, 肝臓内科
住所:
〒 730-0013
広島県広島市中区八丁堀11-19 坪井第二ビル3階

電話番号082-962-6666電話
する

安心・気軽に受けられる環境を整え、患者の負担や不安を和らげる内視鏡検査を提供

どのような患者さんが多く来院されていますか?

「内視鏡クリニック」を掲げていますので、胃や大腸の内視鏡検査を希望して来院される患者さんが大半です。特に、胃の不快な症状が続いていたり、便潜血検査で陽性と判定されて内視鏡検査を受けに来られる方が多いですね。
また、私は総合内科専門医※3と肝臓専門医※4の資格も持っていますので、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病や、肝機能異常が指摘された方なども受診されています。

※3 日本内科学会総合内科専門医 ※4 日本肝臓学会肝臓専門医

貴院で受けられる胃カメラ検査について教えてください。

本田 寛和先生の写真

胃カメラ検査では、経口・経鼻の両方に対応しています。スコープ(カメラ)を口から挿入する経口内視鏡は、舌の付け根を通ることからオエッという嘔吐反射が起こりやすいのですが、当院では経鼻と同じ細径のスコープを使用しています。また、経口内視鏡では鎮静剤を使用しますので、患者さんはウトウトしたような状態で楽に検査を受けていただけます。
鼻からスコープを挿入する経鼻内視鏡は、嘔吐反射が起こりにくいのが最大のメリットです。その反面、鼻腔にスコープを挿入するため、検査中や検査後に鼻出血が起きたり鼻が痛くなることがあります。また、鼻腔が狭いと検査自体の実施が難しいため、その場合は経口内視鏡に切り替えて検査を行っています。

大腸カメラ検査は不安な方も多いようですが、貴院ではどのような工夫をされていますか?

大腸カメラ検査のハードルを下げることは、当院の理念でもあります。「苦しくない、痛くない大腸カメラ」にこだわり、当院では初めて大腸カメラを受けられる方や過去につらい思いをされた方には、積極的に鎮痛剤・鎮静剤の使用をおすすめしています。
検査では、大腸を膨らませるために空気を送り込むのが一般的ですが、当院では二酸化炭素を使用し、検査後の不快感の軽減に努めています。また、腸の形を整えながら内視鏡を進める「無送気軸保持短縮法」や、スコープを滑らせるようにして挿入する「浸水法」を採用し、患者さんにできる限り負担をかけない検査を行っています。検査でポリープが見つかった場合、20mm以下のサイズであれば患者さんの同意を得たうえで切除しています。
大腸カメラは「怖い」「痛い」というイメージを持つ方も多いですが、近年は鎮痛剤の使用や膨満感を抑える炭酸ガスなどでかなり苦痛が減ってきています。当院は、経験豊富な内視鏡専門医による操作技術と最新の内視鏡システムにより、迅速で的確な検査を行っていますので、安心して受けていただきたいと思います。

内視鏡検査のハードルを下げるため、環境整備にも注力されていると伺いました。

はい。特殊光を用いた観察と拡大機能により小さな病変も見逃さない高性能スコープと、鮮明な画像で精密に確認できる最新鋭の内視鏡システムを導入し、精度の高い検査に努めています。
また、内視鏡室の照明にはブルーライトを採用しました。内視鏡画像は赤系統の色合いのため、室内をブルーライトで青くすることにより、視認効果を高めてポリープなどが見つけやすくなります。さらに、青い光が患者さんの気持ちを落ち着かせたり、医師の眼精疲労を軽減したりする効果もあり、負担の少ない検査に役立っています。

広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックの院内の写真
リカバリールームは白で統一し、心身ともに休まる空間に

施設面では、患者さんのプライバシーにも配慮した設計にしました。内視鏡室は完全個室で、院内で下剤を服用される方には専用スペースをご用意していますので、周囲を気にせず検査を受けていただけます。専用トイレを備え付けた完全個室とカーテンで区切った半個室が計12室あるほか、男女別の導線や更衣室も完備しました。
また、鎮静剤を使用した場合は、しっかり目が覚めるまでリカバリールームでお休みいただきますが、当院ではストレッチャーベッドに寝たままリカバリールームへ移動できます。ご希望の方はシャワールームも使用可能ですので、気軽にご相談ください。