言葉だけでなく患者に寄り添った「手当て」で、心が晴れやかになる医療を提供したい
日々の診療で心がけていることを教えてください。
治療のことを「手当て」と言いますが、この言葉は病気やケガに対して直接手を当てて処置することと、手を当てることで患者さんに安心感を与えたり不安を取り除いたりする意味があります。実際に手を動かしながら治療を行う形成外科医として、日々の診療での「手当て」を大切に考えています。
例えば、ただ薬を出すのではなく、「こんなふうに塗ってくださいね」と説明しながら薬を塗ったり、包帯を巻いたりしながら手をかけることで、患者さんに治療をより体感していただけるように努めています。その積み重ねによって、患者さんの体も心も元気になる医療が当院の理念であり、スタッフ全員で心がけていることです。
見た目にあらわれやすい疾患だと悩みが深い患者さんも多そうですね。

そうですね。治りにくい慢性の皮膚疾患や形成外科の患者さんは、痛みやかゆみ、見た目の問題だけでなく、精神的なつらさを長年抱えていらっしゃることもあります。治療によって体の状態がよくなることはもちろんですが、少しでも患者さんの心が晴れやかになる医療の提供を目指しています。
それは美容皮膚科でも同じで、単にシミなどを取って終わりではなく、患者さんの悩みが解消されて気持ちが軽くなるまでサポートしたいと考えています。意外に思われるかもしれませんが、美容皮膚科はご高齢の男性からのご相談も多く、みなさん悩みを抱えていらっしゃいます。性別・年齢問わずに相談しやすい地域のクリニックだからこそ、お一人おひとりのお悩みに寄り添い、適切な治療をご提案するように努めています。
お忙しいなか、診療時間外や休日はどのように過ごされていますか?
開院後は何かと忙しくあまり休みをとれていませんが、時間ができたときには温泉に行ってリフレッシュしています。関東近郊だと、群馬県の四万温泉はお湯が透明で肌がつるつるになって良かったですね。
温泉は現在の仕事にも通じるものがありまして、日本温泉気候物理医学会にも入会しているんです。温泉療法専門医の資格をとると、患者さんに温泉の効能効果をお伝えできるようになり、治療に役立てられるのではないかと思っています。温泉を楽しみつつ、そういった点にも知見を広げて診療に活かしていきたいですね。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

前身の宮前いとうクリニックは、25年にわたり地域医療に貢献されてきました。当院が継承後も、変わらず地域に根づいた温かな医療で多くの方々のお役に立てるよう、信頼されるクリニックを目指して誠実に診療を続けてまいります。
私の専門である形成外科では、皮膚腫瘍(できもの)や粉瘤、ほくろの切除、眼瞼下垂症、ケガや傷跡の修正など、見た目の美しさと機能面の両方を重視した手術治療を積極的に行っています。丁寧な診察と分かりやすい説明で患者さんが安心して手術を受けていただけるよう努めていますので、お困りのことがあれば何でもご相談ください。
また、皮膚疾患についても、皮膚科、形成外科、美容医療の垣根を越えて、トータルで肌の状態を良くする治療をご提案させていただきます。お肌の不調から見た目のケアまで、いつでも気軽にご相談ください。