大腸肛門の病気から生活習慣病、がん、心臓病、ケガまで、各分野の専門医が連携し、なんでも相談できる総合診療を実践
はじめに、こちらのクリニックの特長をお聞かせください。
【健院長】当院は、2015年に先代院長の父から受け継ぎ、リニューアルしました。以来、地域の方々が体調面で困ったときに、「ここに来れば安心だ」と思っていただけるようなクリニックになれるよう、私が専門とする肛門科、消化器内科・消化器外科をはじめ、内科、外科、小児科、循環器科を設けました。小さなお子さんからお年寄りまで、幅広い年代のさまざまな病気にいつでも対応できるよう、土日も開院しています。
さらに、病気の早期発見や予防にも力を入れていて、胃と大腸の内視鏡検査や超音波検査、川崎市の特定健診や予防接種にも対応しています。
各分野の専門家の医師が在籍されているそうですね。
【健院長】私は、卒業した東京慈恵会医科大学の附属病院や関連病院などで、長年勤務医として、痔などの大腸肛門の病気を中心に消化器(食道、胃、大腸、肝臓など)の病気やがんについて専門的に学び、研鑽を積んできました。大腸肛門病専門医※1であり、消化器病専門医※2、消化器内視鏡専門医※3でもあります。
内科については、妻の友起子副院長が総合内科専門医※4として内科の病気全般を診療し、他に、心臓病や高血圧などを診る循環器専門医※5、外科専門医※6などが在籍しています。肛門外科には女性医師もおり、日曜日には小児科専門医※7にも来てもらっています。
※1 日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医 ※2 日本消化器病学会消化器病専門医 ※3 日本消化器病学会消化器病専門医 ※4 日本内科学会総合内科専門医 ※5 日本循環器学会循環器専門医 ※6 日本外科学会外科専門医 ※7 日本小児科学会小児科専門医
【友起子副院長】私の専門の「総合内科」は、お子さんからお年寄りまで内科全般を幅広く診療できるというだけでなく、「何科とも言いにくい病気」を診て、診断することも得意としています。
例えば、患者さんのほうで「何科に行ったらいいのかわからない」というときに当院を受診していただくと、患者さんのご要望を伺いながら、もっとも適切だと思われる医療につなげていきます。つなげる先は、当院の各医師の専門的な診察だけでなく、他院や大学病院などの高度医療機関でもあります。
「どうするのが患者さんにとって最善なのか」というのを大切にして、患者さんが適切な医療を速やかに受けられるよう窓口的な機能を果たしているのも当院の特長だと思います。
どのような患者さんが多く受診されているのですか?
【健院長】お子さんからお年寄りまで幅広い年齢の方が、風邪や腹痛、糖尿病、高血圧といった生活習慣病、不整脈、切り傷、やけどと、実にさまざまな主訴で受診されています。
私は大腸・肛門の病気に特に力を入れていますので、お尻の痛みやかゆみ、出血をきっかけに受診される方も多いですね。症状によっては胃や大腸の内視鏡検査を受ける方も多く、お尻のトラブルをきっかけに大腸がんや潰瘍性大腸炎といった重大な病気が発見される方も少なくありません。痔と大腸がんを併発しているという方も多くいらっしゃいます。
【友起子副院長】私の診察日には、比較的女性の患者さんが多いでしょうか。便秘の相談や陰部、肛門のかゆみ・痛み、排尿の違和感など、「女性同士だから相談しやすい」と言って受診される方も多いですね。私にも子どもがいますので、育児相談に乗ることもあるんですよ。
それに加えて、「自分の症状は何科なのかわからない」という患者さんも多く来院されます。急に体調が悪くなってどうしたらいいのかわからず、「とりあえず来ました」といって当院を受診され、すぐに高度医療機関をご紹介したところ、事なきを得たということも多々あります。