胃痛・腹痛から炎症性腸疾患、がんまで、おなかの不調を幅広く診療。患者の苦痛が少なく精度の高い内視鏡検査にも尽力
どのような患者さんが多く来院されていますか?
クリニック名にも「おなかと内科」とあるからか、約9割の患者さんがおなかの不調を訴えて受診されています。年齢層は幅広く、急性胃腸炎や便秘をはじめ、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアの患者さんや、最近は内視鏡検査で胃潰瘍や胃がん、大腸がんが見つかる患者さんも増えてきていますね。
ほかには、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病や、会社の健診で異常を指摘されて検査を受けに来られる方もいらっしゃいます。慢性的な腹痛や胃痛を抱えて来院される方も多く、おなかの不調に対するニーズの高さを実感しています。
貴院で受けられる内視鏡検査について教えてください。

当院では、胃カメラ、大腸カメラともに鎮静剤を使用し、苦痛の少ない内視鏡検査に努めています。胃カメラは経鼻・経口の両方に対応していますが、口からスコープを挿入する経口内視鏡にも径の細いスコープを採用し、患者さんの苦痛を抑える工夫をしています。
大腸カメラでは、炭酸ガスを使用して検査後の不快感を軽減したり、痛みの少ない挿入技術でできる限り負担をかけない検査を行っています。また、検査中にポリープが見つかった場合はその場で切除することも可能で、ポリープが大きい場合や出血のリスクがあると判断した場合は、速やかに連携している高度医療機関をご紹介いたします。
さらに、平日は忙しいという方も受けやすいように、土曜日の検査や、胃カメラと大腸カメラの同日検査にも対応しています。胃がんや大腸がんの早期発見には内視鏡検査が欠かせません。当院では、初めての方でも安心して検査を受けられるよう患者さんの負担を最小限に抑えながら、丁寧で見落としのない検査に努めています。ぜひ気軽に受けていただきたいと思います。
内視鏡検査はどのくらいの頻度で受けるとよいのでしょうか?
一概には言えませんが、痛みなど何らかの症状がある場合はすぐにご相談いただきたいですね。特に、胃がんや大腸がんは早期発見・早期治療できれば根治が目指せる一方で、症状が出たときにはすでに進行していることも多い病気です。胃カメラは、ピロリ菌に感染した方や除菌治療をした方は1年に1回程度、ピロリ菌がいない場合には2年に1回程度が目安です。大腸カメラは、特に問題がなければ3~5年に1回程度ですが、がんの罹患率が上がる40代、50代以降の方は定期的な検査をおすすめします。症状がなくても予防的に受けていただくのが理想です。
そのほか、先生が力を入れている疾患や診療はありますか?

幅広く診ていきたいと思っていますが、一つ挙げると炎症性腸疾患の患者さんをフォローしたいと考えています。というのも、勤務医時代に炎症性腸疾患の診療にあたっていて、地域のクリニックで患者さんを引き受けてもらえるところが少なく、基幹病院がパンク状態になることがありました。
潰瘍性大腸炎やクローン病は難病ではありますが、薬を調整しながら治療を継続すれば症状を抑えられ、日常生活も通常通り送ることができます。専門医として患者さんの生活やご希望に合わせた適切な治療をご提案しますので、安心してご相談ください。基幹病院からの紹介も積極的に受け入れ、連携をとりながら地域医療に貢献していきたいと考えています。