アトピー性皮膚炎やにきび、眼瞼下垂手術、シミ・シワ・たるみの美容医療まで、幅広い年代のさまざまな悩みに応える
現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

年齢層としては、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広く来院されています。主訴としては、乳幼児やご高齢者は、湿疹やアトピー性皮膚炎、乾癬といった皮膚トラブルが多く、20代、30代の若い方だと、にきびやいぼ、ワキガなどのお悩みや、ピアスの穴あけ、アートメイク、プチ整形、中高年世代だとシミやシワ、たるみといったエイジングケアや眼瞼下垂手術のご相談が多いという印象があります。
オンライン診療では、どのような患者さんが多いのでしょうか?
オンライン診療では皮膚科、美容皮膚科についてはお薬の処方が中心となり、形成外科については、治療のご相談などをお受けしています。初診・再診ともに夜間(20時まで)も対応していますので、お仕事や家事などの都合で通院が難しいとか、手術を受けたいけれども、いきなり対面で受診する前に治療内容について相談してみたいといった患者さんの受診が多いでしょうか。
貴院の特長として、皮膚科ではどのような診療が受けられるのか教えてください。
皮膚症状に対する一般的な薬物療法のほかに、例えば、いぼについては、基本的な液体窒素による治療のほかに、治りにくいケースや、「あとを残さずにきれいに取りたい」というご要望に対しては、レーザー治療を行っています。お子さんに多い水いぼ(伝染性軟属腫)は、痛がる場合は麻酔テープで感覚を鈍らせてからピンセットで取り除きますので、比較的スムーズに処置が終わることが多いですね。
また、白斑(尋常性白斑)や乾癬(尋常性乾癬)、円形脱毛症といった治りにくく、見た目のお悩みが大きい皮膚症状については、「ナローバンド紫外線治療」といって、極めて狭い範囲の波長の紫外線を用いることで、副作用を極力抑えながら治療効果が期待できる紫外線療法を行っています。
ナローバンド紫外線治療は、アトピー性皮膚炎にも効果が期待できるといわれています。アトピー性皮膚炎も含めて白斑や乾癬など対象の皮膚疾患については保険診療で受けられますので、お悩みの方はぜひご相談ください。
形成外科では、眼瞼下垂手術に、特に力を入れて取り組んでいるそうですね。

眼瞼下垂は、まぶたが垂れ下がり、視野が狭くなることで物が見えにくくなってしまう状態です。もともとまぶたを開く力が弱いために起こる場合もありますが、加齢やハードコンタクトレンズの長期使用などでも起こります。最近、眼瞼下垂は非常に増えており、当院でも手術希望の患者さんが多く受診されています。
治療は、外科手術(保険診療)によって垂れ下がったまぶたを二重にして、物理的に持ち上げますが、患者さんお一人おひとりのご希望をよくお聞きし、仕上がりをよく確認した上で治療に臨んでいます。
美容治療については、どのような診療が受けられますか?

シミやシワ、たるみ、毛穴といったエイジングケアのご相談が多いですね。当院では、豊富なメニューを用意しており、ご要望に応じた施術をオーダーメイドでご提案しています。
具体的には、光治療の「フォトフェイシャル」や、ヒアルロン酸やボトックスを注入する注射療法、レーザー光による「フラクショナルレーザー治療」、「Qスイッチルビーレーザー治療」、自然に融解する羽の付いた糸によるリフトアップ治療などを導入しており、患者さんのさまざまなお肌の悩みごとを改善できるよう努めています。