更新日: 2024-04-19

基本情報

名称:
本中山クリニック
診療科目:
内科, 消化器内科, 呼吸器内科, 循環器内科, 漢方内科, アレルギー科
住所:
〒 273-0035
千葉県船橋市本中山2丁目18-3 カタンクローバービル1階

電話番号047-302-3777電話
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一般内科疾患から専門性の高い肝臓疾患まで幅広く対応。漢方診療も取り入れ、地域医療に貢献

どのような患者さんが多く来院されますか?

小島 広成先生の写真

小学校低学年から高齢の方まで幅広く来院されています。中でも高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病で定期的に来院されている中高年の方が多いでしょうか。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの患者さんもほぼ毎日いらっしゃいます。肝疾患、消化器疾患が専門ではありますが、私は総合内科専門医でもあり、あらゆる内科領域を診てきた経験がありますので、体調に不安を抱える患者さんはすべて診るというスタンスです。

「熱がある」「咳が出る」といった一見風邪と思われる症状であっても、肺炎や結核の可能性もあります。重篤な病気を見逃すことのないよう、必要があればレントゲン検査や心電図検査も駆使し、正確な診断を心がけています。当クリニックで対応できない場合や専門的な治療が必要と判断した場合には速やかに提携医療機関を紹介させていただきます。

消化器疾患領域ではどういった患者さんがいらっしゃいますか?

超音波検査機器の写真
超音波検査機器

私の専門である肝疾患ではB型肝炎の患者さんが多いですね。B型肝炎やC型肝炎は放置してしまうと肝硬変の状態になり、肝臓がんになるリスクが高まります。ただ近年では、ウイルス性肝炎は治療法が確立してきており、特にC型肝炎は根治がめざせる時代になりました。B型肝炎は経口薬を飲み続けることでウイルスの増殖が抑えられ、コントロールできるようになっています。その一方で、生活習慣病が原因で発症する脂肪肝から、肝硬変や肝がんに進行するケースが増加しており、注意が必要です。当院では血液検査や腹部超音波検査で患者さんの状態を正確に把握し、早期発見・治療に努めています。

また、橋本病など甲状腺の病気の合併症でもある、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性肝硬変の患者さんもお見えになります。私は肝臓専門医の資格を持っていますので、稀少な肝炎も対応が可能です。大学病院や総合病院ではなく、クリニックで気軽に受診できるという点は、患者さんにとってメリットではないでしょうか。

過敏性腸症候群の診療にも注力しているとお聞きしました。

はい。過敏性腸症候群とは、腹痛や下痢、便秘などの便通異常を慢性的に繰り返す病気です。精神的ストレスや自律神経バランスの乱れなどによって腸のはたらきに異常が生じることで引き起こされると考えられています。最近は、社会で責任ある立場に就いている方や、子育てと仕事の両立に奮闘している働き盛り世代の女性に増えている印象です。ストレスは過敏性腸症候群や胃潰瘍など胃腸の症状として出やすいので、気になる症状があればぜひご相談ください。

過敏性腸症候群の治療は、食物繊維の多い食べ物を摂っていただくのが基本ですが、水を吸って便の形を整えてくれる薬や、腸管の異常な運動をコントロールしてくれる薬も有効です。同様の働きを持つ漢方薬で対処することもあります。

当院では、過敏性腸症候群に限らず、さまざまな症状に合わせ、西洋薬と一緒に漢方薬を処方しているのも特長です。不定愁訴といわれる漠然とした体の不調や、不眠症に対する漢方治療も行なっています。前院長が漢方診療を得意とされていたので、それを求めて来られる患者さんも多いんです。私も日々漢方薬の知識を勉強し、西洋薬と漢方薬のそれぞれの長所を生かしながら、患者さんの困りごとを解決できるよう尽力しています。