地域医療の拠り所を目指し、患者さん本位の診療を実践
日々の診療で心がけていることをお聞かせください。
患者さんの話をきちんと聞いて、心配事に関心を持ち、それにしっかりと応えるということを常に心がけて診療にあたっています。
私は、世界最高峰の医療機関として有名な米国のメイヨー・クリニックに留学し、高度な医療技術に加えて、非常に卓越した患者ケアを含めた「患者さん本位の医療」について学んできました。重篤な病気を抱える患者さんの最後の拠り所ともいわれている同クリニックで学んだことを活かし、医療を必要とする地域の皆さんの拠り所となれるよう日々の診療につとめていきたいと考えています。
医院の継承にあたって、新たな医療設備の導入など、取り組まれていることはありますか？
先ほどお話しした呼気NO濃度測定器は新たに導入しまして、それに加えて新しいタイプのデジタルレントゲン撮影装置も導入し、精度の高い診断に必要な検査体制の充実を図っています。CT検査についても、当院内にはないのですが、私が呼吸器内科の専門外来を受け持っている近所の医師会病院にCTがあり、連携していますので、そこで検査を受けてもらい、画像は私が見て診断するというかたちで行っています。
院内の内装は、それなりに年季が入っていて、今どきではないかもしれませんね（笑）。でも、長年勤めてくれているスタッフが患者さんによく声をかけてくれているので、アットホームな温かさを感じてくださったら嬉しいです。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
子どもがまだ小さいので、休日はもっぱら子どもの相手をしています。公園や遊園地に出かけて家族と過ごすのがリフレッシュになっていますね。
さいごに、今後の展望や患者さんへのメッセージをお願いいたします。
私の専門性が役立つ呼吸器関連の病気については、当院で検査から診断、治療まで提供していくことで、身近な場所で大学病院並みの質の高い医療を受けられるような環境を地域に提供していきたいと考えています。
それと同時に、大学病院をはじめとする地域の中核病院との連携強化にさらに努め、より専門的な検査や治療が必要な患者さんに対してご紹介のタイミングを逸しないよう、あくまでも「患者さん本位の医療」を提供し続ける医院を目指していきます。
ちょっとした咳や息切れでも、困ったら気兼ねなく受診してください。小さな症状にも大きな病気が隠れていることがあります。呼吸器の病気だけでなく、禁煙のご相談にも乗っていますので、気軽に受診してください。