更新日: 2024-08-30

基本情報

名称:
伊勢崎スポーツ整形外科医院
診療科目:
整形外科, リハビリテーション科
住所:
〒 372-0834
群馬県伊勢崎市堀口町586-1

電話番号0270-31-2233電話
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アスリートの競技復帰から中高年の膝・腰・肩等の関節痛の改善、健康寿命の延伸まで幅広く支援。正確な診断と的確な治療の提供に努め、専門家によるリハビリテーションにも注力

佐藤先生が医院を継承されて8年以上経ちますが、改めて貴院の特長を教えてください。

佐藤 直樹先生の写真

先ほどお話ししました「スポーツ整形外科」が他院との大きな違いになります。日常生活では痛みはなくても、スポーツ活動で痛みがあったり、パフォーマンスがあげられないなどの症状を改善するため、より高いゴール(目標)に応えなければなりません。そのためには正確な診断に加えて、理学療法士によるリハビリテーションが当院の特徴になります。理学療法士もスポーツ現場でトレーナー活動もしており、スポーツ整形に精通しています。

現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

スポーツ障害・外傷のほうは、学生から20代、30代の方が多いですが、最近は中高年のスポーツ愛好者も増えています。一般整形外科のほうは40代、50代以上の方が多く来院されている印象ですね。主訴は、スポーツに関連した障害や骨折、捻挫といった外傷のほか、中高年世代だと変形性膝関節症、腰痛、肩の痛みといった、加齢による痛みを訴える方が多いでしょうか。スポーツへの復帰や日常生活の改善を目指して、リハビリに励んでいる患者さんも多いですよ。

具体的にどのような診療が受けられるのでしょうか?

佐藤 直樹先生の写真

まずは、ていねいな診察によって、痛みなどの困った症状の原因がどこにあるのかを突き止めることから始めています。検査も、例えば、「膝関節が痛い」というときに、レントゲンでは、骨の状態や関節軟骨のすり減り具合くらいしかわかりません。痛みの原因は、骨や軟骨の他に、半月板や靭帯、腱、筋肉などのレントゲンには映らない組織にあることも多いので、超音波診断装置(エコー)やMRIによる念入りな検査によって根本的な原因を見極め、的確な診断をすることを目指しています。より正確な診断に基づいて治療を進めていくことで、最終的に競技への復帰が果たせたり、痛みが改善したり、生活の質の向上につながっていくと考えています。

治療については、当院では、鎮痛作用のある注射や飲み薬による薬物療法、サポーターやコルセットなどの装具療法、理学療法士による専門的なリハビリテーションといった保存的治療を中心に行っています。それでも痛みなどの症状が改善せず、競技や日常生活に支障が出ていて、手術を選択したほうが患者さんにとってメリットがある場合は、ご要望をよく伺ったうえで、適切な手術が受けられる病院をご紹介しています。

貴院が力を入れているリハビリテーションについても教えてください。

伊勢崎スポーツ整形外科医院の院内の写真
広々としたリハビリ室は明るく開放的な雰囲気

例えば、関節などの痛みを和らげるために、注射や飲み薬が効くことは多いのですが、それだけに頼っていても根本的な改善にはつながらず、やがて鎮痛薬が効きにくくなってしまうことがあります。その痛みの原因が、間違った体の使い方や、生活習慣から来ているものなら、それらを改善することで痛みが再発しにくくなることがあります。患者さんお一人おひとり異なる痛みの原因を整形外科医がしっかりと見極め、理学療法士が根本的な改善につながるような個別のメニューを組み立てて、リハビリテーションを行っています。

リハビリの流れとしては、まず室内のリハビリ室で柔軟性や筋力を上げるトレーニングを行います。スポーツへの復帰を目指している方には、パフォーマンスエリアや屋外施設で、ボールを投げたり蹴ったりという実際の動作を評価しながら、必要なメニューを組み立てています。

中高年層の健康寿命を伸ばす、Well Aging(ウェルエイジング)については、どのような支援をされているのですか?

中高年世代の健康寿命を阻害する大きな要因に「骨粗しょう症」があります。特に女性は、50代後半から骨密度の低下が始まりますので、その年代の方には、当院で導入しているDXA(デキサ)法※3による精度の高い骨密度測定や血液検査を受けていただくよう、スタッフから積極的にお声がけをしています。
骨密度が低下すると、背骨の圧迫骨折や太もも付け根の頸部骨折を起こしやすいうえに、頭蓋骨も痩せてくるので、顔の肌のハリがなくなったりシワが増えたり、見た目にも老けてきてしまうんですよね。検査の結果、骨粗しょう症と診断された方には薬物療法や運動療法などをお勧めし、そこまで骨密度が下がっていない方には、食事に気を付けていただくなどで、発症予防を支援しています。

※3 Dual Energy X-ray Absorptiometry:腰椎や大腿骨の骨量を測定する方法。迅速かつ精度の高い測定ができる