まず何よりも、患者さんのお話をよく聴き、いま一番求めていることを正確に把握することを大切にしています。診療は基本的に、最新の科学的根拠に基づいた“診療ガイドライン”に沿って行いますが、それだけでは一人ひとりの背景や希望に十分応えられない場合もあります。ですから、ガイドラインを踏まえたうえで、患者さんの生活や価値観に寄り添った適切な医療を提供できるよう努めています。
また、最新の医学情報には常にアンテナを張り、知識や技術をアップデートし続けることも、自分に課している大切な責任の一つです。
 
もう一点、当院には緊急性の高い心臓疾患の患者さんが来院されることもあります。その際には、地域の基幹病院と密に連携し、速やかに適切な医療につなげられる体制を整えています。地域の“最初の窓口”として、安心して頼っていただける存在でありたいと考えています。

学生時代から卓球やバレーボールなど、ずっとスポーツが好きなんです。いまは主にテニスとランニングを楽しんでいます。
鹿児島市医師会病院で勤務していた頃は、忙しい毎日で運動不足になり、体重がずいぶん増えてしまいまして（笑）。「これはいけない」と思い立って、もともと興味のあったテニスを始め、同時にランニングも始めました。10kmから15kmほどの距離を走るようになってからは体調も気分も整い、今ではすっかり生活の一部になっています。体を動かすことはリフレッシュにもなりますし、何より健康維持の大切さを自分自身で実感しています。

地域の皆さんの多様なニーズにしっかり応えていくために、「かかりつけ医」としての役割を今後さらに充実させていきたいと考えています。特に、消化器内科や小児科の分野では、近隣の専門医の先生方との連携をより一層強化し、必要な医療をスムーズに受けていただける体制づくりを進めていくつもりです。
 
私が当院を継承してから、もうすぐ30年になります。将来的には、医師として歩み始めた娘がこの医院を引き継ぎ、地域医療を支えてくれると期待しています。これからも、地域に根ざした“安心して相談できるクリニック”として、皆さんの健康と暮らしを見守ってまいります。どんな小さなことでも構いませんので、気になる症状やお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。