先端技術を活用した緑内障、白内障、大人の斜視、網膜硝子体手術を日帰りで実施。一般的な眼科疾患から子どもの斜視、弱視まで幅広く診療
貴院の特長を教えてください。
【峰子院長】眼精疲労やドライアイ、目のかすみといった日常的な疾患のほか、移転にあたって旧医院にはなかった手術室を完備しましたので、白内障、緑内障、網膜硝子体疾患、斜視などの手術を日帰りで受けていただけるようになりました。聡志副院長が得意とする、弱視や斜視といった小児眼科の専門診療が行えることも、地域の皆さんにメリットとして感じていただけるのではないかと思います。
具体的に、どのような診療が受けられるのでしょうか?
【聡志副院長】眼科全般の診療を当院で完結できる体制を整えていることが特徴です。それまで勤めていた広島赤十字原爆病院眼科と同等の治療が出来るようにと考え、設備や治療機器を揃えました。手術内容としては、白内障手術だけでなく、緑内障の手術、網膜硝子体疾患の手術(対象疾患:黄斑前膜、黄斑円孔、網膜剥離、糖尿病網膜症、硝子体出血など)まで行っています。外来治療は、硝子体注射(対象疾患:加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など)、レーザー治療といった治療を行える体制にしています。緑内障に対するレーザー治療も近年数多く行われていますが、当院でもレーザー治療が実施できるようにしております。
レーザー治療や硝子体注射、最新の機器を活用した日帰り手術にも積極的に取り組み、基幹総合病院に引けを取らない、安全で治療効果が期待できる手術を目指しています。私の信念としては、“患者さんになるべく早くいつもの日常生活に戻っていただきたい”との思いで、通院や治療のご負担が少なくて済むような診療を行うように心がけています。
小児眼科についてはいかがでしょうか?
【聡志副院長】お子さんに多い斜視、弱視については、視機能の発達時期であることを考えながら診療にあたっています。例えば、斜視は外見上の問題だけでなく、将来、学校生活や仕事をする上で支障になることがありますので、親御さんにもしっかりとご説明して「よく分からなかった」ということがないように努めています。お子さんの斜視で手術が必要な場合は、小児の手術に対応可能な基幹病院をご紹介しますので安心してご相談ください。弱視についても、早期発見・早期治療が重要になりますので、学校検診などで指摘されたり異変を感じたりする場合は、早めに受診していただければと思います。
貴院で受けられる日帰り手術について、詳しく教えてください。
【聡志副院長】例えば、白内障手術については、眼だけの局所麻酔でほぼ痛みがなく、短時間で終わる手術を実施しています。難症例の白内障の場合でも、日赤病院時代に多くの難易度の高い手術を行っており、また硝子体手術の器械も揃えていますので、ほぼすべての白内障の方に対応できます。
また、網膜硝子体手術についても、当院では、コンステレーションという硝子体手術器械とリサイトという広角眼底観察システムを用いて、低侵襲で安全な治療が実施できる体制を整えています。硝子体手術は非常に繊細な手術ですが、安全かつ良好な結果が得られる治療を実施しています。
現在、受診されている患者さんの主訴も幅広いのでしょうか?
【峰子院長】そうですね。学校検診で異常や再検査を指摘されたお子さんや、目のかゆみや充血、ものもらいといった一般的な症状を訴える患者さん、白内障、緑内障、網膜硝子体疾患、斜視の日帰り手術を受けられる患者さんなど、多岐にわたっています。日帰り手術に関しては、ほかの医療機関からのご紹介で、当院で手術を受けられる患者さんも多く来院されています。