専門性の高い消化器疾患診療から訪問診療まで幅広く対応し「かかりつけ医」としての役割を果たす
現在は、どんな患者さんが来院されていますか?
【貴彬院長】当院は40年にわたり地域の皆さんの「かかりつけ医」として、風邪や頭痛などのちょっとした体調不良から、高血圧・糖尿病といった生活習慣病のフォロー、胃カメラ検査、予防接種まで幅広く診療を行っています。父の代から長年通っていただいている患者さまに加え、代替わりをきっかけに新たにお越しいただく患者さまも増え、大変ありがたく感じております。
主訴として多いのはやはり腹痛や便秘などお腹の症状を訴える患者さんですね。遠方の総合病院への通院が難しくなり近くの医院に変えたいという高齢の患者さんや、当院が行っている訪問診療の相談に来られる患者さんも少なくありません。
また、国家資格を持つあん摩マッサージ師による物理療法も患者さんにご好評いただいております。アットホームな医院を目指しており、この辺りには一人暮らしの高齢の患者さんも多いので、「ここに来ると話し相手がいる」というのも来院の理由にしていただいていると感じています。患者さん同士のつながりもできており、これも地域のかかりつけ医としての大事な役割だと考えています。
貴彬院長のご専門である内視鏡検査について教えてください。
【貴彬院長】当院を継承する前は愛生会山科病院で内視鏡科部長として、胃や大腸のEMR(内視鏡的粘膜切除術)やESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)といった早期がんや大きなポリープの治療も含め、年に1000件ほど内視鏡治療、検査に携わってきました。勤務医時代の経験を活かし、胃がんや大腸がんなどの早期発見や早期治療につながる専門的な診断ができること、また、医院ではできないような内視鏡治療も、週に2回病院に出向いておりますので、そこで連携をとって治療ができます。その後の治療方針について幅広い選択肢を提案することができるのが強みです。
胃カメラについては、経鼻内視鏡による検査で精度の高い確実な診断を目指しています。細いスコープを鼻から入れる内視鏡検査は、嘔吐反射が少なく検査を楽に行うことができるというメリットがあります。また点滴による鎮静下での内視鏡検査も始めるなど苦痛に配慮していますので、安心して検査を受けていただきたいですね。
先ほども述べたように、現在も週2回、私自身が愛生会山科病院に出向き大腸内視鏡検査や治療を行っていますので、希望される方はぜひご相談ください。
予防医療にも注力しているとお聞きしました。
さらに、超早期がんリスク検査として尿中酸化ストレスマーカー検査(8-OHdG)も積極的に活用して、がんの早期発見・早期治療に繋げています。
※4 日本抗加齢医学会抗加齢医学専門医 ※5 点滴療法研究会点滴療法認定医
貴院で受けられる「超高濃度ビタミンC点滴療法」について教えてください。
【貴彬院長】当院では2003年から点滴治療を導入しており、京都では歴史があるクリニックの一つです。特に高濃度ビタミンC点滴療法は京滋地区では2007年より導入しており、多くの実績があります。
ビタミンCの抗酸化力やコラーゲン生成の促進、メラニンの生成抑制などの効果が期待でき、がん治療やエイジングケア、美容目的など、現在幅広い分野で用いられています。興味がありましたらぜひご相談ください。