更新日: 2024-04-01

基本情報

名称:
村上内科医院
診療科目:
内科, 消化器内科, 内視鏡内科, 小児科
住所:
〒 607-8041
京都府京都市山科区四ノ宮垣ノ内町1

電話番号075-501-2551電話
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地域の「かかりつけ医」として機能しながらも、エイジングケアやあきらめないがん治療まで提供

現在はどんな患者さんが来院されていますか?

地域の皆さんの「かかりつけ医」として、内科・胃腸科・小児科・リハビリテーション科を標榜しており、赤ちゃんから高齢者まで、近隣に住む患者さんが、ちょっとした体調不良の相談から、検査、予防接種などの目的で来院されています。

また、エイジングケア、がん治療、認知症治療といった領域において、内科的アプローチを中心に最新治療の研究活動を行っており、希望者にはそれらの研究成果を治療として提供しています。その多くが保険適用外の自由診療となってしまうものの、過去には各種メディアで取り上げられた実績もあり、現在も全国から患者さんがお見えになっています。保険外診療については当院二階にて主に対応し、遠方からの問い合わせで、患者さんの移動が難しいような場合は、私が往診に行くケースもありますね。

貴院の特徴を教えてください。

近年注目されている「超高濃度ビタミンC点滴療法」を京滋地区で最初に導入し、副作用に配慮した「あきらめないがん治療」を提供していることが大きな特徴でしょうか。この療法は、がんの代替治療法としてライナス・ポーリング博士によって発見された治療法で、嘔気や嘔吐、脱毛といった副作用がほとんどありません。抗がん剤や放射線治療との併用で治療効果を高めること、抗がん剤の副作用を軽減することが期待できます。結果として、患者さんの痛みや倦怠感が軽減し、食欲増進や心身の体力が回復することでQOL(生活の質)の向上に繋がります。

当院では、お一人おひとりのがんの病状により、がんの転移予防の点滴、元気になるビタミンとミネラルの点滴、体力維持を目指す点滴など、オーダーメイドの超高濃度ビタミンC点滴療法を提供しています。

村上内科医院の待合室写真
大きな振り子時計がクラシックな雰囲気の待合室

予防医療にも注力しているとお聞きしました。

そうですね。これからの医療は、病気を治すことから病気にかからないように予防することが重要であると考えており、いつまでも若く健康で長生きするために「抗酸化力」と「免疫力」の向上を目的とした予防医学にも力を入れて取り組んでいます。具体的には、血管年齢、脳年齢などの体内年齢や免疫機能、抗酸化力などの老化危険因子をしっかりと確認した上で、一人ひとりに合った病気にならないための生活指導(サプリメント、運動、食事、生活習慣)を実施しています。

さらに、超早期がんリスク検査として8-OHdGマーカー尿検査も積極的に活用して、がんの早期発見・早期治療に繋げています。

8-OHdGマーカー尿検査とはどういうしくみの検査でしょうか?

村上先生の写真

8-OHdGは体内に発生した活性酸素などによりDNAが損傷を受けたとき、その修復の過程で作られたあと尿に排出される物質です。尿を分析して8-OHdGが多いということは、何らかの要因で体細胞中のDNAが酸化されやすい状況になっていると判断でき、その量によって病気のリスク度を知ることができます。一言で簡単に言ってしまうなら「身体のサビつき度を調べる検査」ということになりますね。

8-OHdGは喫煙など生活習慣上のストレスに鋭敏に反応するバイオマーカーとして優れていて、この検査により、がんをはじめ、動脈硬化、心筋梗塞などほとんどの病気リスクや、老化の進行に対する目安を知ることができるのがメリットですが、検査結果でわかるのはあくまでリスクの大小であり、正確に病気の発見や診断ができるわけではないのがデメリットです。もし数値が高ければ、がんなどの発症リスクが高いか、またはすでに発症している可能性があるということになるため、より詳しい検査が望まれます。

わずか数mlをもとに検査することができるので、誰でも気軽に検査できるのもよいところです。来院できない方に対しては検査キットの郵送による検査にも対応しています。気になった方は当院までお問い合わせいただければと思います。