患者の不安を消す明るく前向きな対応が信条。一人ひとりの声に耳を傾け、ていねいで適切な医療の提供を目指す
日々の診療で心がけていることを教えてください。

長年にわたり診療を続ける中で、患者さんから教えていただいた大切なことがあります。それは、明るく、ていねいに接することの重要性です。 病院を訪れる患者さんの多くは、不安や心配を抱えておられます。そうした中で、医師が暗い表情や重苦しい雰囲気で対応してしまうと、患者さんの不安をさらに強めてしまうこともあります。だからこそ、どんなときでも明るく前向きな態度で接し、安心していただけるよう努めています。 診療内容はもちろん大切ですが、それ以上に、「この人になら話してみよう」と思っていただけるような、信頼関係を築くことが医療の第一歩だと考えています。
また、検査結果や治療方針をお伝えする際には、患者さん一人ひとりの理解度や背景に合わせて、できる限りわかりやすく説明するようにしています。検査によって原因がはっきりする場合もあれば、そうでないこともあります。そうした曖昧さの中でも、患者さんが何に困り、何を不安に思っているのかをていねいに聴き取ることを大切にしています。
そのうえで、症状の改善につながる治療方針や生活面でのアドバイスを、患者さんと一緒に考え、ご提案できるよう努めています。説明が一方通行にならないよう、常に「対話」を大切にしながら、患者さんに寄り添った診療を続けていきたいと思っています。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
休日は、何も予定を入れずにゆっくり過ごすことが多いですね。たいていは、のんびり寝たり、何も考えずにぼーっとしていたり……そんな時間が、かえって良いリフレッシュになっている気がします(笑)。
気が向いたときには、近くの公園を散歩したり、美術館にふらっと立ち寄って静かな時間を楽しんだりもします。映画も好きで、自宅では動画配信サービスを使って、気になる作品をゆっくり観るのが楽しみのひとつです。なかでも特に好きなのは「スター・ウォーズ」シリーズ。何度観ても飽きず、ストーリーや映像の世界観に引き込まれます。非日常の世界に没頭するのは、もしかしたら私なりの“現実逃避”かもしれませんね(笑)。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

高齢化が進み、社会全体の在り方や医療を取り巻く環境も大きく変わりつつあります。しかし、どれだけ時代が移り変わっても、「患者さんに真摯に向き合い、ていねいに診察と検査を行い、適切な診断と治療を提供する」という医療の本質は変わらないと考えています。だからこそ私は、これからも一人ひとりの患者さんの声にしっかり耳を傾け、その方にとって最善と思える診療を丁寧に提供し続けていきたいと思っています。
ご自身の健康について、気になることや不安なことがありましたら、どうぞ気軽にご相談ください。スタッフ一同、安心してご来院いただけるよう、心を込めて対応いたします。