現場のDX化も進めて、患者さんにとってもスタッフにとっても居心地のよい空間を実現したい
貴院が備えるさまざまな検査設備も、とても充実しているように感じます。
ありがとうございます。介護との連携と並んで、それも当院の特徴です。先ほども少しお話した、当院が専門とする胃カメラ検査や大腸カメラ検査のほか、肺年齢・血管年齢・骨密度の測定、生化学検査のオートアナライザーなども備え、複数の検査結果が迅速に得られる体制が整っています。
したがって、各種健康診断への対応は当院の運営上のもう一つの柱ともなっていて、個人でのご利用に加え、会社単位などでもご利用いただいています。高速16列マルチスライスCTも備えていますので、万が一、検査に引っかかったような場合でも、さらに詳しい検査まで当院で対応することができます。
ところで、先生ご自身のプライベート、ご趣味などについてもお聞かせください。
これといった趣味はないものの、昔から政治経済が大好きで、休みの日には日本の政治に関する書籍を読んだり、経済政策の考察系の動画を見たりすることに時間を使っています。最近は地政学についての本もよく読んでいます。
貴院の今後の展望を教えてください。
はい。展望としては、医療現場のDX化なども推進して、さらに充実した院内環境に向けて動いていきたいと思っています。先ほど設備面のお話をした通り、医療設備のハード面は比較的充足していますが、それ以外ではまだ改善の余地があると考えています。
まずは既存の電子カルテから、より利便性の高い電子カルテへの切り替えや、院内の動線の見直しに着手しています。医療現場におけるDX（デジタル・トランスフォーメーション）とは、単なるIT技術の活用に留まりません。DX化を進めることで、その医療現場で働くスタッフのさまざまな負担を減らしたり、情報伝達ミスなどの人為的なミスを最小限に抑えることができるようになります。直接的に患者さんへの医療サービスを変えるわけではありませんが、スタッフにとって働きやすい環境を整える努力は、結果として「患者さんの利益」に還元できると考えています。こうした改革を進めつつ、お話してきた当院の特長「かかりつけ医」「介護サービスとの連携」「充実した検査体制」を最大限活かして、これからも地域医療に貢献できたら幸せです。
最後に、患者さんや読者へ向けたメッセージをお願いします。
長寿が当たり前となった日本社会ではありますが、せっかくの長寿も健康であってこそだと思います。当院が提供する専門的な診療や、介護を含めたさまざまな取り組みが、皆様の「健康で長生き」の一助になれば幸いです。健康や介護に関するお悩みは何でもお聞きします。抱え込まずに、ぜひお気軽に当院までお越しください。今後も地域の皆様の健康を見守り、たくさんの患者さんの「笑顔の生活」のために尽くしていきたいです。よろしくお願いいたします。