臓器移植後の患者のフォローや訪問診療にも注力し、地域の頼れるかかりつけ医をめざす
日々の診療で心がけていることを教えてください。
当たり前のことですが、患者さんに優しく接し、安心していただくことでしょうか。痛みや不安を抱えて来院される患者さんがほとんどですので、まずはその不安を取り除くことができるよう、思いやりの心をこめて、一人ひとりの患者さんと向き合うことを心がけています。受付や看護師を含め、スタッフはみな気さくで話しやすく、アットホームな雰囲気が自慢です。心配なことや分からないことがあれば、私やスタッフに遠慮なく声をかけていただきたいですね。
院内ではできるだけリラックスしていただきたいという思いから、待合室には大きなジオラマを置いています。それを眺めながら、待ち時間もゆったりとした気持ちで過ごしていただけたらと思います。
お忙しいとは思いますが、プライベートの時間の過ごし方も教えていただけますか?
幼い頃からサッカーが好きで、今は社会人チームで草サッカーに励んでいます。練習は週1、2回、月に1回程度は試合もあるので結構ハードですが、仲間と一緒に練習や試合に夢中になって取り組む時間は、日々のリフレッシュにもなりますね。また、音楽も好きで、夜な夜な1人でベースを弾いています。
今後の展望をお聞かせください。
最近は腎臓移植、肝臓移植といった臓器移植後の患者さんをご紹介いただくことも増えています。大学病院などで移植医に携わった経験を活かし、今後はもっと臓器移植後の患者さんの一般的なケアにも注力していきたいと考えています。
具体的には移植後に内服する必要のある免疫抑制剤のコントロールや、それに伴う感染症予防となります。血液検査で免疫抑制剤の血中濃度を測ることも重要です。これからもクリニックならではの細やかなフォローを行い、患者さんのお役に立てるとうれしいですね。
また、高齢の方や通院が困難になった方のための訪問診療や、自宅や施設にうかがって診療を行う往診、緊急を要する患者さんに対する時間外診療など、地域のさまざまなニーズに対し可能な限り対応できる医療体制を整えていくつもりです。
さいごに、読者へのメッセージをお聞かせください。
地域の方に「とりあえず秋本に連絡しよう」「とりあえず秋本に診てもらおう」と頼っていただけるようなクリニックでありたいと思っています。どんなことでもお困りのことがありましたら気軽にご相談ください。