患者の気持ちに寄り添い、わかりやすく、ていねいに説明。医療の質を患者と二人三脚で高めていく
日々の診療で心がけていることを教えてください。
【西村院長】患者さんの気持ちに寄り添って、できるだけ親切に、わかりやすく説明することを心がけているのですが、いかんせん、これまでは患者さんの対応に追われておろそかになっていたところがありました。これからは、医師の人数が増えて余裕ができますので、お一人おひとり、患者さんとしっかりと向き合い、診療にあたっていきたいと思っています。
【濵口医師】私も、患者さんが納得するように、わかりやすい言葉でていねいに説明することを心がけています。そもそも医療というのは、医師や看護師が一方的に提供するものではなく、患者さんとともに取り組む協同作業だと考えています。特に、生活習慣病対策は、患者さん自身による自己管理がとても重要になってきます。ご自分が抱えているのはどんな病気で、なぜその治療をするのかといったことをよく知っていただき、医師をはじめとする医療者と二人三脚で医療の質を高めていきましょう、というお話をさせていただいています。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
【濵口医師】実は、趣味らしい趣味があまりないんです。尾道に居たときには麻雀をやっていたのですが、今はまだメンバーが揃わず(笑)。なので、もっぱら勉強に取り組んでいます。内容は、医学が中心ですが、好きな歴史など医学以外の雑多な本をたくさん読んで、何かのかたちで医療にも役立つだろうと、いろんな知識を詰め込んでいます。だから、いつも頭の中はパニック状態(笑)。私も、医師としては、次の世代にバトンタッチしなければならない年回りに来ているのでつなぎ役に徹しているのですが、まだまだ自分としても何かやりたいんです。そう考えたときに、やりたいことは勉強で、日曜日でも3、4時間は本にかじりついていますね。
さいごに、読者へのメッセージをお願いいたします。
【西村院長】できるかぎり性能の高い、新しい医療機器によって的確な診断と治療を行い、患者さんの期待に応えていきたいと考えています。内視鏡検査についても、多くの患者さんにスムーズに受診していただける体制が整いましたので、病気の早期発見のためにも、ぜひ受診してください。
【濵口医師】なにはなくとも、健康であることが第一。老化は病気の大きな要因の一つですから、若さを保つことも大切です。エイジングケアを含めて病気にならないような対策を講じ、万が一、病気になってしまったら、それ以上悪くなったり、合併症を引き起こしたりしないよう自己管理と治療に取り組みましょう。健康な生活を一日でも長く送れるよう、私たちがそのサポートさせていただきます。一緒にがんばっていきましょう。