一般内科や小児科の診療に幅広く対応。患者の負担軽減につながるオンライン診療も実施
貴院にはどのような患者さんが来院されていますか?
年代でみると、お子さんが2〜3割、ご高齢の方が1〜2割、残りが大人の方という感じで、幅広い年代の方が来院されます。疾患としては、風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などをはじめとする急性期疾患が6〜7割で、2〜3割が生活習慣病などの慢性疾患、1割ほどは予防接種や健康診断をご希望の方がおみえになります。
お子さんも診ていらっしゃるのですか?
はい、当院は内科・糖尿病内科に加えて小児科も掲げており、乳児から診療を行っています。お子さんにみられる症状・疾患は、風邪や気管支炎、ヘルパンギーナ、胃腸炎、はしか、水疱瘡、アレルギー疾患、皮膚疾患など、非常に多様です。一般的な症状・疾患は当院で治療可能ですが、より専門的な治療が必要と考えられる場合には適切な医療機関にご紹介しますので、何か気になることがありましたらお気軽にご相談いただければと思います。
また、お子さんの場合、Hib(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、MR(麻しん風しん混合)ワクチン、ロタウイルスワクチンなどさまざまな予防接種がありますが、こうした予防接種も当院で実施しておりますし、乳幼児健診なども対応しています。
先生がご専門とされてきた糖尿病について、一般的な治療の流れを教えてください。
数値的に軽症の場合は、食生活の改善や運動習慣の継続、ストレスの軽減など、生活習慣を見直すことで改善を目指します。それでも数値に変化がみられない場合には、生活習慣の改善と並行して薬物療法を行います。
現代では、糖尿病に対するさまざまな飲み薬や注射が開発されていますので、症状や年齢に応じて適切なお薬を処方し、腎機能を確認しながら治療を進めていきます。糖尿病は、高血圧症や脂質異常症などとも関連性があり、先ほども触れた通り、血管へのダメージから心筋梗塞や脳卒中につながることもある病気です。当院では、地域の皆さんが大きな病院まで行かなくても済むように、できるだけ早い段階で治療を開始できるよう努めています。
貴院では、オンライン診療をされていると伺いました。
生活習慣病の治療は長期にわたることも多く、治療を続けることをご負担に感じる患者さんも少なくありません。そこで当院では、患者さんの負担をできるだけ軽くして治療を続けていただけるよう、オンライン診療を取り入れています。
オンライン診療は、予約から診察、決済まですべてオンラインで済み、お薬はご希望の薬局またはご自宅への配送で受け取っていただけます。対面での診療が必要となった場合は、当院へご来院いただくほか、患者さんの通いやすい他の医療機関にご紹介することもできます。
生活習慣病だけではなく、風邪や新型コロナウイルス感染症などの一般内科の疾患から、喘息などの呼吸器疾患、胃炎や逆流性食道炎などの消化器疾患、じんましんや口唇ヘルペスなどの皮膚疾患まで、さまざまな症状・疾患で受診可能です。初診の方も再診の方もご利用いただけますので、お忙しい方、ご都合のいい場所で受診したい方、お子さんを連れての受診が難しい方など、ぜひお気軽にご活用ください。
こだわって導入された医療機器はありますか?
例えば超音波検査(エコー)については、腹部領域、心臓領域、血管領域など全領域にわたって精細な画像で検査することができる高性能な機器を導入しています。また、糖尿病の検査ではHbA1cを測定しますが、当院の検査機器では微量の血液で短時間で測定可能です。そのほか、血管の硬さや詰まり具合などを測定して動脈硬化の度合いを検査できる血圧脈波検査装置なども備えています。
短時間で検査できればそれだけ患者さんのご負担が軽くなりますし、精度の高い検査結果を迅速に得ることができれば、患者さんの疾患の早期発見・早期治療につなげることができます。ですので、こうした検査機器についてはこだわって導入しました。