医療を通じてお子さんの笑顔を守りたい。「来てよかった」と思えるクリニックを目指し地域医療に貢献
日々の診療で心がけていることを教えていただけますか?
患者さん一人ひとりをていねいに診るということです。先ほども触れた通り、同じような症状で来院される患者さんも多いのですが、原因が同じとは限りません。熱が出ていたとして、それが軽い風邪の症状である場合もあれば、実は重い病気が潜んでいたという場合もあります。「おそらくこうだろう」と決めつけず、患者さんの状態をしっかり診て、適切な治療につなげることを念頭に置いています。
また、子どもの病気は時間の経過とともに状況が変わり、診断が変わることも珍しくありません。そこで、診察後のお子さんの状況も想定しながら、親御さんに「こういうところに注意してくださいね」というポイントをていねいにご説明して、帰ってからもきちんと様子を見ていただけるようにしています。あとは、お子さんがなるべく泣かないように、怖い思いをしないように、ということにも気をつけています。子どもが嫌がる処置をしなければいけないことも多く、泣いてしまうお子さんも少なくないのですが、笑顔で接し、処置が終わったら必ず「えらかったね」とほめていますね。
院内は明るく落ち着いた雰囲気ですね。
2020年にリフォームした際、病院っぽくない、やわらかい雰囲気にしたいと思い、やさしい色合いの壁紙や家具を選びました。くわえて、私の趣味もあって、水槽を設置して魚を飼育しています。患者さんにとって、少しでもリラックスできる、落ち着く空間になるよう努めています。
診療時間以外はどのようにお過ごしになっていますか?
バドミントンのジュニアチームでコーチをしており、平日の夜も土日も、診療時間以外のほとんどはバドミントンの指導に充てています。私の子どもたちもそのクラブに入っていまして、バドミントンを通じて親子のコミュニケーションを図っている部分もあります。頑張っている子どもたちの姿にこちらも元気をもらっています。
最後に、今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。
感染症の流行期は予約が取りにくいときがありますが、「ここに来てよかったな」と安心していただけるようなクリニックでありたいと考えています。患者さんが一番困っていること、気になっていることを解決へ導くことができるクリニックを目指して、これまでの経験を活かし、皆さんのお役に立つ医療の提供に努めてまいります。また同時に、患者さんが心置きなく相談できるクリニックとして、スタッフ一同、患者さんを笑顔でお迎えし、コミュニケーションも大切にして日々の診療にあたりたいと思っています。
子どもたちの笑顔を見ると、とても元気が出ます。これからも子どもたちの笑顔を守るため、そして地域の皆さんが元気に笑顔で過ごせるよう、医療を通じて地域に貢献してまいります。何かありましたら、いつでもお気軽にいらしてください。