更新日: 2023-03-10

基本情報

名称:
花水木内科
診療科目:
内科, 糖尿病内科, 内分泌・代謝内科
住所:
〒 370-0074
群馬県高崎市下小鳥町93-10

電話番号027-329-7007電話
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糖尿病は継続的な検査や治療が大前提。地域のかかりつけ医としても、足を運びやすいクリニックでありたい。

日々の診療で心がけていることには、どのようなものがありますか?

大井先生の写真

糖尿病は「お医者さんにかかったから、すぐに治る」といった性質の病気ではなく、「毎日の習慣として地道に治療を続けていかないといけないもの」です。糖尿病の治療は運動や食事制限が伴ったり、定期的に注射をする必要があったりしますが、これらの治療を「つらい」とか「面倒くさい」として途切れさせてしまうと、その間にも恐ろしい合併症のリスクがどんどん高まってしまいます。
 
「糖尿病治療を途中で中断、または放棄してしまうこと」を「離脱」といいますが、当院では、患者さんの離脱を防ぐために、患者さんの血液やインスリン分泌力などの医学的数値だけでなく、個々の性格や生活習慣、ご家族の状況などまで把握して、無理のないオーダーメードのような治療計画を提供するように努めています。
 
それともう一つ。私は「患者さんのことを叱らない」ということを肝に銘じており、なかなか指導に従ってくれない患者さんでも、症状や考えられるリスクなどを粘り強くていねいに説明して、通院を続けてもらえるよう心がけています。私が幼少期に憧れた先生の、包み込むような優しさが目標ですね。

お忙しい日々だとは思いますが、プライベートのご趣味などはありますか?

実は大学時代にはゴルフ部に所属していて、以来、大のゴルフ好きです。医師会の仲間にもゴルフファンは大勢いて、さすがにコロナで頻度は減ったものの、ときどきは大自然の中でゴルフを楽しみ、ストレス解消をしています。
 
開業医は旅行やキャンプに行くような長いお休みがなかなかとれませんし、毎日の室内勤務で自分が運動不足になってしまったのでは、糖尿病の専門医としても患者さんに示しがつきません。なので、素振りや打ちっぱなしなどの日々の練習は欠かさないようにしています。スコアもよくなって一石二鳥です(笑)
 
ちなみに、ゴルフ好きが高じて、妻の協力でゴルフ練習場とゴルフ用品やアクセサリーを扱う店舗もやっています。ちょっとレアなブランドとかオシャレなゴルフウェアを揃えていますので、興味がある人は覗いていただけたら嬉しいですね。

では最後に、地域の患者さんや読者に向けてメッセージをお願いいたします。

大井先生の写真

現在、日本国民の約1割が糖尿病患者だと言われていて、その中にはまだ自覚症状に乏しくて気がついていない人も大勢含まれます。そういった患者さんは、一日でも早く生活習慣を改め、治療を始めないと、将来的に重大な合併症のリスクが高まります。しかし、逆の言い方をすれば、糖尿病は定期的な検査で発症リスクを下げることもでき、仮に発症してしまっても地道に血糖をコントロールすることで、合併症へと進む確率を下げることもできる病気です。
 
コロナ禍が始まってから、患者さんの受診控えが増えました。特に、ご高齢の方が受診を控えるケースが目立ち、とても心配しています。
 
当院はアットホームな雰囲気を大切にし、スタッフ一同、患者さん第一の精神でお迎えします。どうか面倒がらずに「今月もそろそろ、大井先生の顔を見に行くか」くらいの軽い気持ちで「花水木内科」に足を運んでいただけると幸いです。
 
もちろん、地域のかかりつけ医として、糖尿病以外の健康上の不安などにも責任を持って対応いたします。医師として地元の皆様のお役に立てることが何よりの喜びです。ぜひ、お気軽にご来院ください。