更新日: 2023-07-10

基本情報

名称:
菅谷ウイメンズクリニック
診療科目:
産婦人科
住所:
〒 943-0804
新潟県上越市新光町3丁目6番16号

電話番号025-546-7660電話
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一般不妊治療から、生殖補助医療までオールラウンドに対応し、患者に応じたプロセスで妊娠をめざす

どのような患者さんが多く来られますか?

菅谷先生の写真

当院では、不妊検査やタイミング指導、人工授精などの「一般不妊治療」や、体外受精、顕微授精などの「生殖補助医療」まで幅広く対応しているので、患者さんの状況や希望に応じ、多くの選択肢を提供できることが強みです。

不妊の原因はそのご夫婦、カップルによってさまざまですので、まずは不妊検査で原因を調べることからスタートします。女性の排卵障害や子宮内膜症、男性の乏精子症や精子無力症など、不妊の原因と思われる疾患が見つかった場合はその治療を行います。基本的には、超音波検査で排卵日を予測する「タイミング法」、飲み薬や注射で卵巣を刺激し、卵胞の発育を促す「排卵誘発法」、人工的に精子を直接子宮内に注入する「人工授精」と、治療法をステップアップさせていき、これらの「一般不妊治療」を行っても妊娠が難しい場合、専門的な生殖技術を用いて体外受精や顕微授精、凍結胚移植などの処置を行う「生殖補助医療」に進む形になりますね。

どのタイミングでどの方法を選択するか、患者さんの状況や年齢なども考慮し、最善の方法をご提案させていただきます。さらに、患者さんの希望もしっかりお伺いし、ご納得いただいた上で治療を進めていけるよう、カウンセリングや説明には時間をかけて行っています。

また、着床に適した期間を調べる子宮内膜着床能検査や、男性不妊の原因の一つである精液中の酸化ストレスレベルを測定するORP測定検査や精子DNA断片化検査なども実施しています。体外受精や顕微授精でも妊娠に至らない、流産を繰り返す、という場合でも、これらの精度の高い検査でとことん原因を追求し、一人でも多くの方の思いをかなえるべく尽力しています。

印象に残っていることや、やりがいを感じる瞬間を教えてください。

私たち不妊治療に取り組む医師の仕事は「妊娠を成立させること」です。結果を出して当然、という気持ちで日々臨んでいます。ですから、妊娠に至った時よりも、うまくいかなかった時の方が印象に残りますね。

年々、体外受精のレベルは上がってきています。成功率が上がるのはとてもいいことですが、やはり「絶対に成功させないといけない」という使命感は増しましたね。特に、2022年4月から体外受精や顕微授精が保険適用になってからはなおさらです。こんなにプレッシャーを抱えている診療科は他にないんじゃないかと思うくらいです(笑)。でも大きな責任を伴うぶん、やりがいは大きいですね。無事に赤ちゃんの心拍が確認できた瞬間は、お役に立ててよかったと心から思います。

※年齢・回数に応じて制限があります。