更新日: 2023-07-10

基本情報

名称:
菅谷ウイメンズクリニック
診療科目:
産婦人科
住所:
〒 943-0804
新潟県上越市新光町3丁目6番16号

電話番号025-546-7660電話
する

患者さんの気持ちに寄り添った、ぬくもりある対応で精神面をフォロー

診療の際に心がけていることを教えてください。

菅谷先生の写真

あたりまえのことですが、患者さんの気持ちに寄り添い、絶対に手を抜かない。とにかく全力でやる、ただそれだけです。当院では患者さんそれぞれに合った医療の提供を心がけていますが、それは不妊治療のプロセスに限らず、診療の際のお声かけに関しても同様です。

たとえば、妊娠に成功したかどうかを伝える判定日に、良い結果が出なかった場合、必ず「力及ばず、申し訳ありません」と謝りますが、その後のお声かけは、その患者さんの状態や通院期間の長さ、これまでの治療経過などさまざまなことに配慮し、対応を変えています。言葉をかけて安心させてあげた方がよいと思えば、「次はこの方法を行いましょう」と次の方針をお伝えしますし、そういった声かけが逆効果になりそうだと思えば、こちらからは何も言わずにお帰りいただく場合もあります。患者さんの落ち込みが手に取るようにわかるので、苦しい瞬間ではありますが、だからこそ患者さんの気持ちに寄り添った対応が必要だと感じる場面です。

不妊治療は長期にわたることもありますし、気持ちが不安定になりがちだと思います。患者さんの精神面のフォローをしつつ、なるべくストレスをためずに治療が進められるよう、スタッフ一同ぬくもりのあるサポートを心がけていますので、気になることやお悩みがあれば、何でも気軽に話していただけるとうれしいですね。

お忙しい日々かと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

当院では体外受精を行っていますので、卵子と精子を受精させた後、移植に適した状態まで受精卵(胚)を育てる「胚培養」というプロセスがあり、休日もほぼ毎日病院に来て、受精卵の状態をチェックしています。ですので、なかなかゆっくり休める日がないというのが現状です。でも、いい状態の受精卵が確認できた時には「午後はどこかドライブにでも出かけようかな」という気分になりますね(笑)。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いいたします。

菅谷先生の写真

医師としては常に「妊娠を願うすべての患者さんの希望を叶えたい」という気持ちで不妊治療に取り組んでおりますが、残念ながら、治療をしたからといってすべての方が妊娠できるわけではないのが不妊治療の難しいところです。でも、たとえ妊娠に至らなかったとしても、最終的に後悔の残らないよう、患者さんに「治療して良かった」と思ってもらえるよう、精一杯尽力することが私の使命だと思っています。

「一般不妊治療」のタイミング法、人工授精、「生殖補助医療」の体外受精、顕微授精が保険適用になり、以前に比べると費用面の負担は軽くなったと思います。ただ、仕事をしながら病院に通われる方も多いですし、やはり患者さんの精神的、身体的な負担が大きいことに変わりはありません。だからこそ、妊娠する患者さんを一人でも増やしたいと強く思いますし、日々進化している医療の知識の習得や研鑽を重ね、お役に立てるよう努力し続けたいですね。

すべての女性が健やかなライフステージを過ごせるよう、スタッフ一同、良質でぬくもりのある医療の提供に努めてまいりますので、お悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。