更新日: 2023-06-16

基本情報

名称:
小児科 さとうクリニック
診療科目:
小児科
住所:
〒 734-0014
広島県広島市南区宇品西3-1-45-3(クリニックモール宇品内)

電話番号082-250-2311電話
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「小児科は扇の要(かなめ)」慎重に、ていねいに、スタッフとともに子どもたちの成長を見守りたい

院内のデザインがかわいらしく、子どもたちも喜びそうです。何かこだわりはあるのですか?

小児科 さとうクリニックの待合室写真
大きな窓から入る光とカラフルなソファで楽しい気分になる待合室

内装のデザインについては専門の方にお任せしましたが、スタッフの対応を含め、アットホームな雰囲気で患者さんやご家族を迎えられるように気を配っています。

待合スペースには、以前はもっとたくさんの本やぬいぐるみを並べていたのですが、コロナで撤去しなければならなかったのが少し寂しいですね。もう少しの我慢で、また以前のようににぎやかな雰囲気に戻せられたらと思っています。

先生が日頃から心がけていることがありましたらお聞かせください。

「その子の成長にとって一番いい道を考える」ということですね。実は、さきほど紹介した「ガイドラインに沿った治療」と同じくらい、私が大切にしている言葉があります。それは、私の大学の先輩から教えていただいた「小児科は扇の要」という言葉です。

小児科医には、まれであっても危険な疾患の兆候を見逃さない注意深さが要求されると同時に、もし重い疾患を見つければ「心臓」「腎臓」「皮膚」など、それぞれ専門の診療科への橋渡しをする役割も課されています。さらに、辛抱強く治療していかねばならないような疾患の場合は「どうすればよいか、いっしょに考えていきましょう」という姿勢で、その子や保護者の生活に寄り添う配慮も欠かせません。

扇子がバラバラにならないようにしっかり束ねておく軸の部品が「扇の要」です。この日本語が「物事を根底で支える大事な部分」という意味を持つことは皆さんもご存じかと思います。「小児科は扇の要」という言葉には、小児科が担うべき役割や姿勢がうまく表現されている気がして、私自身の座右の銘となっています。

ところで、先生ご自身の休日などはどのようにお過ごしですか?

ゴルフが趣味なので、1日休めるような日は友人とラウンドに出かけることもあります。ただ、クリニックの休診日には地元医師会関連の仕事が入るなどいろいろ忙しく、なかなかゆっくりは休めません。保健センターでの乳児検診の手配といった活動も手は抜けませんからね。のんびりゴルフ三昧の生活は、私が医師を引退する日が来るまでお預けでしょう(笑)。

さいごに、患者さんや読者に向けたメッセージをお願いします。

佐藤先生の写真

コロナウィルスの混乱もどうにか落ち着き、当クリニックだけでなく街中のいたるところで、子どもたちの元気な笑い声が響く日常が戻ってきたことを、うれしく感じています。子どもの成長というのはあっという間ですが、その間に慎重な治療・支援を長く必要とする子もいれば、予防接種などのちょっとした手助けで軽快していく子もいます。小児科における子どもたちとの出会いはまさに「一期一会」です。その思いを噛みしめ、細心の注意を払いつつも、これからもすべての子どもたちを笑顔で迎える所存です。

末永く地域の皆様とともに子どもたちを守り育てていけるよう、スタッフとも力を合わせて尽力してまいります。お子さんの体調・発達で何か気になることがあれば、気軽に当クリニックを受診ください。